【MLB】現在の“メジャー最強投手”は誰? 公式サイトが「先発トップ10」を発表 グリーン、ギルバート、スキーンズ……20代の若手右腕が上位を席巻

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】現在の“メジャー最強投手”は誰? 公式サイトが「先発トップ10」を発表 グリーン、ギルバート、スキーンズ……20代の若手右腕が上位を席巻
左からローガン・ギルバート、ハンター・グリーン、ポール・スキーンズ(C)ロイター

MLB公式サイトは10日(日本時間11日)、最新の先発投手ランキングを発表。レッズの25歳ハンター・グリーンがトップに選出された。2位はマリナーズのローガン・ギルバート、3位はパイレーツのポール・スキーンズがランクイン。20代の若手右腕がトップ3を占めた。日本人投手からは、カブスの今永昇太投手が9位に食い込んだ。

◆【実際のランキング】上位は若手右腕たちが席巻、最新の先発投手トップ10はこちら!今永昇太も9位にランクイン!

■「未完の大器」がついに開花

公式サイトは同日、「若きスター投手(あの投手ではない)、今季のランキング1位に浮上」と題した記事を公開。現在の先発投手トップ10を発表した。ランキングは直近の成績に加え、シーズン全体の成績、過去365日間のパフォーマンスも考慮。最近の活躍がもっとも重視されたものとなっている。

最新のランキングでトップに立ったのが、レッズの若き剛腕グリーン。2017年のドラフト1巡目全体2位でレッズに指名されてはや8年。メジャー3年目の昨季は26先発で9勝5敗、防御率2.75でナ・リーグのサイ・ヤング賞投票8位にランクインした。今季は3先発で防御率1.31と絶好調、フォーシームの平均球速が99.4マイル(約159.9キロ)をマーク。課題の制球力も大幅に改善されている。

■マリナーズのエース右腕が2位、今永昇太もトップ10入り

2位はマリナーズの27歳ギルバート。6フィート6インチ(約198.1cm)の長身から投げ下ろす最速100.5マイル(約161.7キロ)のフォーシームは威力抜群。縦に落ちるスライダーが投球の軸で、落差の大きいスプリットは今季20打数無安打の被打率.000を誇る。制球力も魅力で、投手王国マリナーズのエース格に成長した。

3位はパイレーツの22歳スキーンズ。同記事で「あの投手」と題したのはスキーンズのことで間違いないだろう。現在メジャーナンバーワンの有望株投手で、昨季5月にメジャーデビュー。23先発で11勝3敗、防御率1.96、133イニングで170奪三振を記録した。新人としては1995年の野茂英雄氏以来となるオールスターゲームの先発にも抜擢。瞬く間にスターの座へと駆け上がった。規定投球回未到達ながら、サイ・ヤング賞の最終候補3名にも選ばれている。

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直近の活躍がもっとも重視されたランキングではあるものの、現在のメジャーリーグで注目すべきトップ投手であることは疑いようがない。4位以下には実績のあるベテラン投手たちも選出、カブスの今永も9位にランクインしている。

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