ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が24日(日本時間25日)、不振のマイケル・コンフォート外野手に言及。7月31日(同8月1日)のトレード期限を念頭に「来月は彼にとって“非常に重要”だ」と語り、低迷が続けば補強を行う可能性も否定しなかった。
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■「チームが良くなる方法を探る」
好調ドジャース打線の中において、唯一のアキレス腱となっているのが、コンフォート。24日(同25日)を終えた時点で、打率.171、5本塁打、16打点と低調。今季から1年1700万ドル(約24億3200万円)という契約でチームに加入したが、ここまでは期待外れとなっている。
そんなコンフォートに対してロバーツ監督は、今後もチャンスを与え続けるかどうか、来月のパフォーマンスにかかっているとした。
「彼が(トレード期限を控えた)この時期に結果を出すことは非常に重要だ。私は彼に信頼を寄せてきたし、これまでもチャンスを与えてきたつもりだ。前にも言ったが、彼はいい方向に進んでいると思っている。ただ、トレード期限が近づく中で、チームとしてより良くなる方法をこれからも探っていくつもりだ。彼自身がそういうこと(置かれた立場に対する不安など)を意識し過ぎないでくれればいいが……。とにかく毎晩少しずつでも成長して欲しい。そして、彼がいいプレーを続けることがとても大切なんだ」と復調に期待を寄せつつ、補強によるテコ入れにも含みを残した。
■米メディア「正念場」と指摘
これまでコンフォートを擁護してきたロバーツ監督だが、ついに“最後通告”を突き付けた形で、このコメントを米地元メディア『ドジャース・ネーション』も掲載。そして「コンフォートにとって、来月が“正念場”」と記し、「キム・ヘソン内野手が攻守で信頼できる選択肢として台頭し、トミー・エドマン内野手も外野手としてプレーできる能力を備えていることから、コンフォートの役割は急速に縮小する可能性がある。彼が苦戦を続ければ、ドジャースはポストシーズンに向けてあらゆる手を尽くし、トレード期限までに補強を模索する可能性がある」と伝えた。
トレードが実行された場合、コンフォート自身が交換要員となるのか、単純に野手を獲得するだけなのか、そのあたりは今後の展開を見守るしかないが、トレードデッドラインが迫る中、ドジャースの動向も慌ただしくなりそうだ。
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