今週は2歳牝馬の頂上決戦、第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)が阪神競馬場で行われる。
今年は重賞ウイナーが不在の混戦模様。2戦2勝の良血アランカールや、中京2歳S2着スターアニス、アルテミスS2着ミツカネベネラに、同3着のタイセイボーグ、ファンタジーS2着ショウナンカリスといった重賞からの臨戦組に、1勝クラスを勝ち上がったアルバンヌ、ヒズマスターピースなどが頂点を目指す。
そんな中、2戦2勝のマーゴットラヴミーが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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目次
■臨戦過程にマイナス材料
10月の京都でデビュー勝ちを果たしたマーゴットラヴミー。続く1勝クラスの白菊賞では、楽にハナを奪うと、上がり最速の末脚で後続を突き放し、3馬身差の快勝。2戦2勝でGIに駒を進めてきた。終いの決め手は非凡な才能を秘めており、今回は鞍上に武豊を迎え、注目を集めることは必至だろう。
【参考動画】マーゴットラヴミーが快勝 !池添騎手「調教でもいい動きだったので、期待通り」2025年10月11日(土)2歳新馬
今年は、重賞勝ちのいないメンバーで争われる阪神JFだが、過去10年の勝ち馬10頭中9頭は重賞からの臨戦で、残る1頭もオープン特別から。キャリアの浅いメンバーで争われる2歳GIといえども、レベルの高いレースで揉まれた経験が大きく活きる。
前走1勝クラス組の成績は【0.5.1.47】で、2着馬の半数は1勝クラスからの臨戦馬が名を連ねることとなるが、勝ち切るまでには至っていない。さらに白菊賞からの臨戦は【0.1.0.10】の成績で、好走したのは2017年2着リリーノーブルのみとなっている。
【参考データ】阪神JF 過去10年の前走傾向
また、前走からの間隔が中1~3週の馬は【0.2.1.44】で、間隔が詰まっている馬の好走例も少ない。近代ではフレッシュな状態で出走させるのがセオリーとなりつつあり、トレンドである。このトレンドに逆行しての中1週で挑むマーゴットラヴミーの状態面は気にかかる材料だろう。
■産駒傾向と乗り替わりによる懸念
血統面では、父リアルスティールは、代表産駒フォーエバーヤングが世界を席巻しているが、JRAのGIはいまだ未勝利。また同産駒における牝馬の芝重賞成績は【0.3.1.25】で、牡馬の【7.2.3.36】と比べると、圧倒的に牝馬の産駒成績が落ちており、産駒傾向も不安材料だ。阪神の芝重賞も【0.0.0.8】と、5頭が走り結果が出ていない。マーゴットラヴミーも今回が初の阪神。京都で見せた決め手を、急坂のある阪神でも同様に発揮できるかどうか微妙なところだ。
今回、マーゴットラヴミーに騎乗するのは武豊。本レースは、前走から同騎手の場合は【8.6.6.65】勝率9.4%、複勝率23.5%と、馬券圏内の多くを占める一方、乗り替わりは【2.4.4.83】。勝率は2.2%にまで落ち込み、複勝率も10.8%と半減以上。また名手武豊といえども、阪神JFで継続騎乗時は【1.1.2.10】の成績に対し、乗り替わり時は【0.0.1.8】で成績は大きく落ちており、2歳馬の乗り難しさが見て取れる。
前回、重賞ウイナーが不在だった1997年の阪神JF(当時は阪神3歳牝馬S)は、1~3番人気が総崩れの波乱決着だった。歴史は繰り返す可能性大で、特にマーゴットラヴミーは臨戦過程や血統面、初コース、乗り替わりなど不安要素は多く、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。















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