【有馬記念/全頭診断】人気ガタ落ちGI馬に「1.2.0.1」 アドマイヤモナーク級の“超ド級穴馬”は現れるか

【有馬記念/全頭診断】人気ガタ落ちGI馬に「1.2.0.1」 アドマイヤモナーク級の“超ド級穴馬”は現れるか

今週は中山競馬場で、第70回有馬記念(GI、芝2500m)が行われる。年末のグランプリレースにGI馬6頭が集結した今年もハイレベルな戦いとなりそうだ。

ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬16頭の全頭診断を行う。

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■有馬記念2025 出走予定馬全頭診断

・1枠1番 エキサイトバイオ

前走菊花賞は3着と人気薄を覆す激走。一躍世代上位グループの仲間入りをはたした1頭だ。とはいえ今回は古馬混合のGIかつ、近3走とは異なる急坂コース。強調材料は乏しい。

・1枠2番 シンエンペラー

直近3戦はいずれも馬券外。ただ前走ジャパンCは外枠から距離ロスが大きい競馬を強いられた挙句、直線でもスムーズさを欠く場面があった。絶好調とまではいかないかもしれないが、少なくとも前走時との比較でデキは上昇気配。外→内枠替わりで臨むここは何らかの印が必要だろう。

・2枠3番 ジャスティンパレス

今回で4年連続の有馬記念参戦となる馬。過去3年はいずれも馬番ふた桁番を引いており、特に1番人気に推された4歳時は大外ブン回しのロスが大きかった印象だ。翻って、今年は待望の内枠をゲット。がぜん穴妙味が増した1頭と言えるだろう。

・2枠4番 ミュージアムマイル

皐月賞を含め、右回りは【4.1.0.1】と安定。マスカレードボール、クロワデュノールと世代トップ級の2頭がいずれもジャパンカップで掲示板内と世代レベルも保証されており、ここでも上位人気が濃厚な1頭だ。中山適性は申し分ないが、気がかりなのは距離。ジョッキーも「ごまかしが利く」とのニュアンスのコメントに終始しており、父キングカメハメハ系は過去10年の有馬記念で【0.3.1.28】と勝利なし。勝ち切るまではどうか。

・3枠5番 レガレイラ

連覇を狙うディフェンディング・チャンピオン。秋2戦はGIを含む連勝と再び上昇気流に乗っており、今年も好走が期待されるが……気がかりなのは乗り替わりに関するデータだ。過去10年の有馬記念において、前走1着かつ乗り替わりの馬は【0.0.1.11】。これに加えて今開催は昨年と異なり雨に見舞われる日があり、馬場コンディションの変化も歓迎とは言い難い。取りこぼす可能性は想定すべきか。

・3枠6番 メイショウタバル

宝塚記念で鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた馬。前走天皇賞・秋は好走のイメージが湧かない東京だったが、勝ち馬と0秒2差なら及第点を与えられる内容だ。重賞で挙げた3勝がすべて稍重~重馬場の同馬にとって、中間に雨が降った開催後半の中山芝は願ってもない条件。ノーマークにはできない。

・4枠7番 サンライズジパング

ダート路線を歩んできた近走から一転、芝GIへ参戦。使い詰めのローテーション面も含めて変わり身は望み薄か。

・4枠8番 シュヴァリエローズ

今年に入ってから馬券内はおろか掲示板内すらない現状。厳しい。

・5枠9番 ダノンデサイル

海外遠征帰り初戦となった前走ジャパンC。決して理想通り運べたとは言い難いレースだったが、3着に食い込んだのはポテンシャルの表れと言えそうだ。中山芝は【2-0-1-0】かつ、3戦はいずれも冬のタフな中山芝。日本ダービーとドバイシーマクラシック勝利のイメージから右回り適性を疑問視する声もあるが決してそんなことはないと思うし、人気が予想される3頭のなかではもっとも信頼度が高い馬との見解だ。

・5枠10番 コスモキュランダ

大阪杯を境に凡走が続いている馬。ただ、コンディション面に不安があった札幌記念、オール野芝のオールカマー、そして苦手な東京……敗因が明確だったことは補足しておきたい。12~4月の中山芝は【1.2.1.0】。比較的時計のかかる時季の中山適性が高く、AJCCはダノンデサイルと0秒1差だった。当時と同じ横山武史騎乗で狙うは大マクリか。一変を経過したい穴馬候補。

・6枠11番 ミステリーウェイ

前走アルゼンチン共和国杯は鮮やかな逃げ切り勝ち。ここもおそらくハナを主張する形になると思われるが、近2走との比較で斤量増で臨む点はマイナス材料だ。メイショウタバルをはじめとした後続が早めに仕掛けてくる想定から、逃げ粘りは現実的ではなさそうだ。

・6枠12番 マイネルエンペラー

2走前に制した中山芝2500m替わりは歓迎も、今回は天皇賞・春以来となるレース。メイショウタバルなど前に行く同型馬もいる状況から、上位進出は難しい注文と言えそうだ。

・7枠13番 アドマイヤテラ

前走ジャパンCはまさかの落馬。カラ馬で1位入線という珍しい結果ゆえ、別ベクトルの人気を集めているような印象だ。とはいえGIで戦うための明確な武器が現状は足りていない感あり。ここは厳しい戦いが予想される。

・7枠14番 アラタ

重賞での馬券内はローカル開催に限定。強豪が集うGIのメンバー相手では厳しいだろう。

・8枠15番 エルトンバローズ

前走マイルCSから一気の距離延長。昔はマイラーの好走もチラホラ見られていたが、近年はどちらかと言えばステイヤータイプの台頭が目立っている。上位進出へのハードルは高い。

・8枠16番 タスティエーラ

天皇賞・秋、ジャパンCと秋2戦はいずれも掲示板外。3歳春から活躍してきた馬だけにピークアウトを疑う声もあるが、2走前は早仕掛け、前走は大外枠による距離ロスが大きかったレースで結果を鵜呑みにするのは早計だ。今回の鞍上は同馬とのコンビで【1.2.0.1】の松山弘平。2年前の本レースは致命的な不利がありつつ大負けはしておらず、この枠でもスムーズな立ち回りができれば見限れない。

Winsightより一部編集・転載(2025年12月25日 18:00公開の記事

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsigh』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

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