近鉄ライナーズのトンプソン・ルーク選手が今週末、現役最後の試合を迎える。1月19日に秩父宮ラグビー場で栗田工業ウォーターガッシュと対戦。この試合にはチームの全勝優勝も懸かっている。
トンプソン選手は昨年の『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』に、日本代表の一員として出場した。日本代表初の4大会出場を果たしたベテランは、身体を張った献身的なプレーで史上初のベスト8入りに貢献した。
また、試合後のインタビューでは大阪在住歴が長く、大阪弁を使いこなすトンプソン選手の人柄にも注目が集まった。
全勝優勝で有終の美を飾れるか
トンプソン選手が所属する近鉄は、トップリーグの2部に位置するトップチャレンジリーグで戦っている。これまでは大きな注目を集めるリーグではなかったが、今季はW杯で活躍したトンプソン選手を一目見ようと大勢の観客が集まった。
その期待に応えるため、そして現役生活最後のシーズンを1試合でも多くグラウンドで過ごすため、トンプソン選手は昨年11月の開幕戦から出場を続けた。第2週(2019年11月24日)の豊田自動織機シャトルズ戦では、ホームの東大阪市花園ラグビー場に1万5596人ものファンが詰めかけた。
W杯公式インスタグラムは15日に「今季限りで引退する日本代表トンプソン・ルーク選手が今週末、現役最後となる試合に出場」と更新。過去の写真もアップしてトンプソン選手のW杯での活躍を振り返った。
ファンからは「泣けるほど頑張る男…日本代表を選んでくれて本当にありがとうございました」「最後の最後まで素晴らしきラグビー人生でありますように」とコメントが寄せられている。
≪関連記事≫
リーチ・マイケルと江口洋介が乾杯「これからもラグビーで日本に恩返ししたい」 トンプソン・ルークもサプライズ出演
トンプソン・ルーク「家族と過ごす時間は最高」 今季が現役最終年