ロシア・ワールドカップ(W杯)に挑むサッカー日本代表23名が5月31日に発表された。
30日にガーナ代表と戦った26名のなかから浅野拓磨選手、井手口陽介選手、三竿健斗選手が外れ、追加招集などの大きなサプライズはなかった。
日本代表のメンバー発表を受けて、選手達はそれぞれSNSを更新してコメントを発表している。
乾貴士(エイバル)
リーガ・エスパニョーラ最終節前の練習で打撲を負った乾貴士選手には、コンディション面での不安もあったが軽傷であること、その突破力が強敵と戦ううえでは飛び道具となることが期待されてメンバーに選出された。
「ワールドカップ日本代表メンバーに選ばれことを誇りに思います」という乾選手は、W杯本大会で戦える状態にするため治療を続けてくれたスタッフに感謝し、すぐに帰国を認めてくれたエイバルにも改めて礼を述べた。
今シーズン限りでの退団が決まっているが、乾選手は「この場を借りて本当に最高の3年間だったことを改めて言いたいです!」とクラブへの感謝を綴る。
酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)
2大会連続2度目の出場になる酒井宏樹選手は、「ワールドカップ日本代表のメンバーに選ばれ光栄に思います」の書き出しから始まり、この4年間サポートしてくれた人たちに感謝の言葉を捧げた。
4年前のブラジル大会ではメンバー入りしたが出場機会なく終わった酒井選手。「今回こそは」の想いが強い。
「2度目のワールドカップ。この4年間ドイツで、フランスで磨きあげたものをピッチの上でしっかり使い果たせるよう全力で戦ってきますので、応援宜しくお願い致します!」
山口蛍(セレッソ大阪)
山口蛍選手は日本の代表としてはもちろん、所属するセレッソ大阪も背負ってロシアで戦う。
「W杯23人のメンバーに選ばれました!いつも自分をサポートしてくれてる人達に感謝して、セレッソの代表として頑張ってきます!」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の電撃解任に揺れた日本代表は、西野朗監督の下でチームを立て直そうとしてきた。
しかし、ガーナ代表との試合は0-2で敗れ、内容も新システムで守備に混乱が見られる不安定なものだった。
「正直思うことはいっぱいあるし、昨日も雨の中あれだけのサポーターが来てくれたのに自分自身不甲斐ないプレーしかできなく、自分に腹が立ってるし、正直入るかは不安でした」
それでも選ばれたからには自分らしく泥臭く走りたいと決意する山口選手に、チームメイトの清武弘嗣選手からは、「いつも、キヨくんと健勇の分もと言ってくれる優しい蛍!俺も健勇もそしてセレッソ大阪全員で応援してる!頑張れいつも通り!」と応援のメッセージが寄せられている。
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
残念ながら今回のメンバーには入れなかった三竿選手だが、インスタグラムを更新して4年後への決意と抱負を語った。
「ロシアW杯の日本代表にはなれませんでした」の題で更新した三竿選手だが、「悔しさをいつもエネルギーに変えて成長してきたのでこれで僕はさらに強くなれると思います」と、この経験が自分をより大きくすると奮い立つ。
三竿選手は現在22歳。4年後のカタールW杯は、サッカー選手として脂の乗った良い時期で迎える。そのときは「中心選手として活躍できるようにまた頑張ります」と力強く語った。