“ロシア3人娘”が推し進めた「ジャンプ革命」 米メディアが今シーズンを特集

新型コロナウイルスの感染拡大により、今年3月に予定されていたフィギュアスケート世界選手権は直前で中止となった。

最終戦を戦うことなく今シーズンが閉幕したことに選手からも無念の声が漏れるが、NBCスポーツでは数々の名場面を生んだ今シーズンを振り返り、選手たちの活躍を紹介している。

ロシア3人娘が席巻した女子シングル

女子ではロシア出身の“3つのA”がシングルを席巻した。アリョーナ・コストルナヤ選手、アンナ・シェルバコワ選手、アレクサンドラ・トゥルソワ選手だ。

3人ともエテリ・トゥトベリーゼコーチに学び、平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ選手とは姉妹弟子になる。

シニアデビュー1年目の今シーズン、3人はいきなりグランプリシリーズの6大会完全制覇それぞれが2つの金メダルを獲得し、グランプリファイナルに集結した。

シェルバコワ選手とトゥルソワ選手は4回転ジャンプを披露。力強いスケートは女子フィギュアに4回転ジャンプ時代が到来したことを告げるものだった。

コストルナヤ選手は4回転ジャンプを持たないが、優雅さと音楽性を完成度の高いトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と組み合わせることでライバルたちを凌駕した。

米国人選手ではアリサ・リュウ選手、マライア・ベル選手、ブレイディ・テネル選手、グレイシー・ゴールド選手の活躍が光った。

安藤美姫以来の4回転ジャンプ成功者トゥルソワの登場で進む革命

女子フィギュアの世界では2018年まで、4回転ジャンプを成功させたのは安藤美姫さん1人だけだった。安藤さんは2002年のジュニアグランプリファイナルで女子史上初の4回転サルコウを成功させた。

長く4回転ジャンプ成功者が出なかった女子フィギュアスケートに、4回転ジャンプ時代をもたらしたのはトゥルソワ選手だった。トゥルソワ選手は2018年の世界ジュニア選手権で4回転トウループと4回転サルコウに成功。4回転トウループ成功は史上初の快挙だった。

トゥルソワ選手がシニアデビューを迎えた今シーズン、9月の段階で今年は女子フィギュアスケートにジャンプ革命が起こると予想されていた。しかし、それがどれだけ早く、どこまで進むかは予想できなかった。

今シーズンのトゥルソワ選手はフリースケートで3本の4回転をクリーンに着氷する。シェルバコワ選手も2本の4回転ルッツを決められる。

トリプルアクセルも多くの選手が成功させるようになり、女子フィギュアスケートも国際タイトルを勝ち取るためには難易度の高いジャンプが必要になってきた。

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