インターネットテレビ局「AbemaTV」が2018年4月14日(土)から8週連続で放送した特別番組『Women No Limit』。
本番組は女性の「年齢の期限」や「決められた生き方」、「幸せのルール」等を改めて考え、語り合うという趣旨で企画された。
5月26日(土)に放送された第7週目では、「アルビレックス新潟レディース」に所属する女子サッカー選手3名にスポットが当てられ、練習現場やプライベートに密着した様子が放送された。
チームメイトの存在で、年齢を重ねることにポジティブに
最初にスポットが当てられたのは、2014年になでしこジャパンに初召集された小原由梨愛選手。
現在27歳の小原選手は企業でオフィス事務をした後、夕方からサッカーの練習をする日々を送っているという。

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そんな小原選手も番組の中で、同世代の女性と同じように年齢に対するプレッシャーを感じていることを明かす。
「会社の同世代の方とかは結婚しているので、プレッシャーを感じないわけではない」
しかし、「サッカーを第一に自分の人生を考える」という信念を持つ小原選手は、結婚に対して「サッカーをしている私を好きになってくれる人がいたら」と語った。

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また、「年齢を重ねること」に対しては、周りにいるチームメイト達の存在のおかけでポジティブに捉えることができるようになったという。
「チームメイトである30代の選手たちが、サッカーもプライベートも楽しそうに取り組んでいる姿を見て、30歳になることに対して怖さや嫌な感じはない」
結婚しても「サッカーを続けたい」
2人目には、2011年になでしこジャパンが世界一に輝いた際のメンバーの一人、上尾野辺めぐみ選手が登場。
チーム内でも”ベテラン”という位置づけになる現在32歳の上尾野辺選手は、37歳で結婚するまで第一線で活躍し続けた澤穂希さんを尊敬する選手として挙げる。
上尾野辺選手自身は結婚をまだ考えておらず、選手として活躍するうえではこれからもサッカーという競技に向き合い続け、「もう一度日本代表を目指したい」と語った。
続けて、たとえ結婚しても「サッカーを続けたい」と話す上尾野辺選手から、サッカーへの強い思いが感じられた。

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恋愛や結婚よりも、いまは「サッカーが一番」
最後は、女子サッカー日本代表の阪口萌乃選手が登場。
現在25歳の阪口選手は、新潟県の役場で働きながらサッカーを続けている。恋愛や結婚に興味はあると話すが、2019年の世界大会での優勝を目指す現在は「サッカーが一番」だという。
今年のアジアカップで初めて代表に選出された阪口選手からは、今後も上に駆け上がり続けるという信念が見てとれた。

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潮田玲子も引退当時の心境を吐露
「アルビレックス新潟レディース」に所属する3選手にスポットが当てられた今回、スタジオには元バドミントン選手の潮田玲子さんがゲストとして出演。
潮田さんは同じアスリートとして3選手の考えを受け、「私は28歳で引退したんですけど、引退という部分ではやはり年齢を考えてしまう」と、当時の心境を吐露した。

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