香川真司、エース復活の声にも冷静「まだ本番ではない。ここからが大事だと思います」

サッカー日本代表は6月12日にパラグアイ代表と対戦し4-2で勝利した。

FIFAワールドカップ(W杯)前の最後の試合に勝利し、久しぶりに得点を挙げた代表チームにファンも盛り上がりを見せた。

スタメン10枚替えで好守ともに活性化

前回のスイス代表戦からスタメンを10人入れ替えて臨んだ日本代表は、トップ下の位置に香川真司選手を起用した。

その香川選手は少ないタッチ数でボールを捌くプレーを意識し、乾貴士選手との元セレッソ大阪コンビで得点を奪った。

シーズン中にケガをしたこともあり、コンディション面が心配されていた香川選手だが、ピッチ上で攻撃のタクトを振るい守備でも献身的な動きを見せた。

終盤にはゴールも決めたことで大会直前に来てファンの評価も急上昇。試合後のツイッター上には「日本のトップ下は香川しかいない」という意見が多く投稿された。

だがエース復活と大喜びする周囲を尻目に、香川選手は「まだ本番ではない。ここからが大事だと思います」と冷静にインスタグラムを更新して、「25人の選手。スタッフ。日本のサポーターの皆さん。みんなで初戦にむけ前を向いて一つになりましょう」と団結を訴えた。

香川選手の投稿には「香川選手らしいナイスゴール!ナイスアシストでした!」「本番も応援しまくります」「久々のゴール!しびれましたー!泣けた!」など、活躍を喜ぶ多くのコメントが寄せられている。

西野監督はディフェンスを課題に挙げる

就任後初勝利を挙げた西野朗監督は、「おそらくスイス戦以上のパフォーマンスはやってくれるだろうという雰囲気はありましたし、今日出た選手たちはギラギラしていました」と期待に応えてくれた選手たちに手応えを感じている。

その一方でW杯出場権を逃し、世代交代を進めている若手中心のパラグアイに2失点してまったことには、セットプレーを中心としたディフェンスの修正が必要とした。

「(最近の失点は)PKが2つ、FKが1つ、自分たちのFKからの逆襲で1つ。そういう止まったボールから失点している。こんな屈辱的なことはない。流れの中では失点を防いでいるのに、もったいないゲームに自分たちでしている」

試合前のミーティング内容を思い出しながら話す西野監督は、パラグアイ戦でも4得点したが2失点にフォーカスを当てなければならないと苦い顔をする。

「それもやはり完全に崩されているわけでもなく、こぼれ球のリアクションが遅かったりとか、不用意なFKを与えるとか、寄せが少し足りなかった宇佐美がいるとか、局面の厳しさというところのバトルで状況がガラッと変わるシーンが多かったですし決定機も与えている」

本大会に出場してくるチームはセットプレーの精度も高い。そこを修正しなければ厳しい戦いになると噛みしめていた。