【競馬】トレセン狂騒曲 ジャパンCにアーモンドアイ参戦、世紀の“三つ巴対決”へ

■アーモンドアイ参戦のうわさは栗東にまで

今週水曜から栗東トレセンは物々しい雰囲気になっていた。

「どうやらアーモンドアイがジャパンCに出走するらしい」という話が出回ったのである。クリストフ・ルメール騎手がジャパンCで騎乗する予定だったサートゥルナーリアには、池添謙一騎手が乗ることになり、アーモンドアイの参戦は既定路線となりつつあったが、水曜には「明日、正式発表」との一報が流れた。関東・美浦所属馬にも関わらず、こうして栗東にまでそうした一報が流れるのは珍しい。

いかにこの一戦が高い注目を浴びているか、である。そして噂通りに木曜午前、陣営からジャパンC参戦が発表された。これによりコントレイル&デアリングタクトの無敗牡牝3冠馬との世紀の“三つ巴対決”が決定したのである。

■師は打倒アーモンドに意気揚々

栗東の日刊紙記者がいう。

「実現すればすごいことになるとは思っていましたが…。栗東でも発表があった木曜午前は騒然としましたからね。ただ使うだろうとはかなり前から言われていました。デアリングタクトを管理する杉山晴調教師が、一部のマスコミに対して『3冠を獲った後に国枝調教師からジャパンCで待っているからね……と言われた』という趣旨の発言をしたので、これはアーモンドもジャパンCだな、とは言われていたんですがね。正式に出走が決まってから杉山調教師とじっくり話をしたのですが、こちらはあくまで挑戦者の立場と話していました。ただ本音はどうやら違うようで、秋華賞からじっくり間隔をとって調整ができたことで、打倒アーモンドにはかなりの自信があるようです。むしろアーモンドが直前で体調不良により回避することを不安がっていましたから。人気は3番人気なんでしょうが、栗東記者はデアリングで勝負しようと息巻いていますよ」。

■もう一頭の三冠馬・コントレイル陣営は……

一方、牡馬のコントレイルだが、こちらに関してはなにやらきな臭い話も漂っている。

前出の記者によれば「僕はあまりこの馬を買いたくありません」というのだ。その理由についてはこんな風に話している。「実はオーナーである前田さんはあまり今回の出走に積極的ではない。ジャパンCは使いたくなかったようなんですよね。これは菊花賞のダメージがやはり大きかったこと、そしてできれば無敗のまま来年引退させたいという意向があるようです。ただ矢作調教師は使いたいので、一応出走という形になりました。でも調教師も保険をかけて、少しでも悪いところがあったら使わない、とマスコミにも“予防線”的な物言いをしました。オーナーの意向を考えれば、もしかしたらこの馬は直前で回避するかもしれない。でてきたとしても、オーナーが無敗を守りたいみたいに弱腰ではあまり買う気にはなりませんよね」。

果たして結末はいかに。いずれにしても、まだ2週間以上も前なのにこれだけ盛り上がっているのだから、まさしく歴史に残る世紀の一戦となるのは間違いないだろう。

著者プロフィール

競馬“聞き耳”TM

競馬場やトレセンで取材を続けるトラックマン(TM)。東西に幅広い人脈を持ち、常に現場の情報にアンテナを張り続けている。関係者はもとより、記者仲間からも日々ネタを仕入れており、当サイトでは競馬の舞台裏、関係者の素顔が垣間見える“聞き耳”情報を配信。

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