【NPB】日本シリーズのキーマンは誰だ? 川口和久氏が期待する育成出身3選手

選手・コーチの両方で豊富な日本シリーズの経験を持つ川口和久氏

今年のプロ野球の頂点を決める「SMBC日本シリーズ2020」が21日にいよいよ開幕する。V9時代の巨人以来となるシリーズ4連覇を狙うソフトバンクに対して、昨年は屈辱の4連敗を喫した巨人がどう挑んでいくのか。

SPREAD編集部では、現役時代に広島で3度、巨人で1度日本シリーズに出場し、2011~14年は巨人の投手総合コーチとしてリーグ3連覇に貢献した川口和久氏に、今シリーズのキーマンとなる可能性がある選手をピックアップしてもらった。

■川口氏が期待を寄せる松原聖弥の「粘り強さ」

巨人のキーマンについて尋ねると、川口氏は今シーズン定位置を獲得した若武者の名前をあげた。

「今年ブレイクした松原かもしれませんね。守備は抜群ですし、打者としても巨人の選手では珍しくボールに食らいついていく姿勢が見える。粘り強く相手に向かっていて、出塁を狙う彼はカギになると思いますね。それでいて長打も足もある。調子次第では1番松原、2番吉川尚の可能性もあると思います」

育成でプロ入りし、4年目の今シーズンが1軍デビューとなった松原聖弥は、打率.打率.263、3本塁打、19打点、12盗塁を記録し、走攻守揃ったプレーで見事スタメンに定着した。昨年のシリーズ4連敗の雪辱を果たしたい巨人にとって、シーズン同様に松原が起爆剤となる可能性は十分にありそうだ。

■ソフトバンクの注目は育成からチームの主力に定着した2選手

一方のソフトバンクはどうだろうか。川口氏はカギを握る存在として2人の育成出身選手に言及した。

まずは扇の要である甲斐拓也。「甲斐キャノンは健在ですし、今シリーズでも炸裂するはず」と18年シリーズMVPの強肩に期待を寄せた。

また、甲斐をキーマンにあげたもう一つの理由にはインサイドワークがあるという。

「今年の甲斐のリードを見ていると、すごく安全にいっているな、というリードなんですよ。決して、攻めていく、というリードではないので、この点を巨人が把握しているかがすごく大事になります」

もう一人は、先発として千賀滉大、涌井秀章(楽天)と並びリーグ最多タイとなる11勝を記録した石川柊太だ。

東浜巨がシリーズの登録メンバーから外れており、石川にはますます期待がかかる状況だが、武器であるパワーカーブは巨人打線にとって大きな脅威になると予想している。

「巨人は石川に苦しめられる、という可能性もあると思っています。あのカーブはすごい。あれをスイングしにいったら巨人の打者は崩れていってしまいます」

果たして今年の「シリーズ男」に名乗りをあげる選手は誰なのか。下馬評ではソフトバンク有利の声も多いが、巨人の救世主となる存在が出現し、シリーズをより熱くしてくれることにも大いに期待したい。

文・SPREAD編集部

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