たまさぶろが独断と偏見で選ぶ2016年スポーツ10大ニュース

(C)Getty Images

2016年はオリンピック・イヤー。恒例の10大ニュースでは、常に天の邪鬼的なランキングを選びがちではあるものの、さすがに今年ばかりは順当なピックアップになってしまったかもしれない。意外性は少ないかもしれないが、ご理解頂ければ幸い。

※この記事は2016年12月に執筆されたものです

■次点 バドミントンの桃田、賭博問題でリオ五輪出場ならず

NTT東日本桃田賢斗田児賢一の2人が都内違法カジノ店でバカラ賭博をしていたことが4月7日、明らかになった。日本バドミントン協会は2人をリオ五輪に推薦しないと表明。桃田は無期限出場停止、田児は無期限の登録抹消処分が下された。桃田はリオ五輪でのメダルが有力視されていただけに、バドミントンのみならずスポーツ界に衝撃が走った。

■次点 昨年に続き巨人選手の賭博、および球界の賭博体質が明らかに

巨人高木京介が野球賭博に関与していたことが発覚。昨年から続く問題に、球団オーナーの白石興二郎、球団会長の桃井恒和、最高顧問の渡邉恒雄も引責辞任した。しかし事態はこれでは収まらず、巨人の選手はチームの勝敗について現金のやりとりをしていたことが明らかに。さらに阪神西武ソフトバンク広島ロッテ楽天DeNAヤクルトでも賭け行為などがあったとつまびらかになった。こうなると、日本スポーツ界も早いところベッティングを法制化したほうが手っ取り早い。

■次点 テニスの妖精、シャラポワがドーピング

1月に行われた全豪オープンでのドーピング検査によりマリア・シャラポワが禁止薬物「メルドニウム」を長期にわたって服用していた事実が発覚、2年間の選手資格停止処分となった。後に国際テニス連盟からの処分は15か月に短縮されたものの、こうした事件をきっかけにロシアがドーピング大国であると露呈。五輪に「ロシア代表」としての参加がかなわない事態を招く結果に。

以上、不祥事が続いたため、気を取り直してトップ10の発表としたい。

■10位 日本チームがスーパーラグビー参戦 歴史的1ページに

世界的ラグビーリーグ「スーパーラグビー」が2月に開幕。日本からサンウルブズがラグビー史に名を刻む初参戦を果たした。初戦は、南アフリカ共和国のライオンズを相手に13-26で初黒星。4月23日に行われた第9節第8戦ではアルゼンチンのジャガーズを36-28で下し、歴史的初勝利を挙げた。2019年のラグビーW杯日本開催に向け、日本ラグビーの底上げを予見させた。

■第9位 武豊、前人未到の通算4000勝達成

日本中央競馬会(JRA)歴代最多勝記録を更新し続けている武豊が9月29日、阪神競馬場第10レースをメイショウカズヒメに騎乗し勝利し、JRA騎手として前人未到通算4000勝を達成した。デビュー32年目での快挙を考えると、5000勝は実現可能か。

■第8位 MLBシカゴ・カブスが1908年以来、108年ぶりのワールドシリーズ制覇

108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たしたカブス (C)Getty Images

ワールドシリーズ第7戦が11月2日、米クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われ、カブスが8-7でインディアンスに勝利。1908年以来、108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした。

108年ぶり……。カブスの栄冠を目にせず人生を終えたファンがどれほどいたことか。メジャーでかの有名な「ビリー・ゴートの呪い」のためとされる。スタジアム近隣で「ビリー・ゴート・タバーン」を経営するビリー・サイアニスは大のカブス・ファン。毎度、店のシンボルでもあるヤギを連れ、スタジアムに通っていたが、1945年10月6日のワールドシリーズ第4戦においてヤギとの観戦を拒否され、ビリーは捨て台詞を投げかけた。するとカブスはタイガース相手にこのシリーズを落とすと2016年までの71年間にわたりリーグ優勝すらも叶わなかった。ちなみに「ビリー・ゴート・タバーン」は現在もシカゴを中心に7店舗を構えるシカゴの象徴として残る。

■第7位 時代をけん引したスター選手の引退、死去

2004年アテネ五輪、2008年北京五輪と2大会連続で100メートル、200メートル平泳ぎの二冠を達成した北島康介が4月10日、リオ五輪出場絶望となったことを受け引退を発表。またその6日後、2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストである野口みずきも引退を表明。さらに6月には2004年アテネ五輪ハンマー投げ金メダリストの室伏広治が引退を明らかにした。それぞれ一時代を築き上げたアスリートが第一線を退いた象徴的な年となった。

7月には大相撲の元横綱・千代の富士(九重親方)が61歳で死去。当時前人未到の1000勝を成し遂げ1989年に角界初の国民栄誉賞を受賞した昭和のスーパーだった。また10月には「ミスター・ラグビー」とまで呼ばれ、神戸製鋼を日本選手権7連覇に導いた平尾誠二が53歳の若さで胆管細胞がんのため急逝。前年W杯日本代表壮行会でご一緒した際は、イメージ通り若々しく、エネルギッシュで圧倒されたもの。2019年母国での大舞台を目にせずして逝去は無念でもあったろう。

■第6位 大関・琴奨菊が初場所で日本人力士10年ぶりの賜杯

大関・琴奨菊が初場所14勝1敗とし初優勝。日本出身力士の優勝は2006年、同じく初場所の栃東以来。白鵬鶴竜日馬富士の3横綱を相手に白星を重ね文句なしの賜杯獲得だった。琴奨菊は若乃花以来、19年ぶりの日本人横綱を狙ったが果たせずじまい。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします