【競馬】笠松競馬で3億円申告漏れ…半年前にも現役関係者が馬券購入

■騎手や調教師が馬券を購入

笠松競馬を運営する岐阜県地方競馬組合は19日、同競馬場に所属する騎手や調教師、その知人ら約20名が名古屋国税局から申告漏れの指摘をされたとの報道を受けて、公正競馬の確保を図るための事実確認を行うため、19日から22日まで予定していた第17回競馬「睦月(SPIII)シリーズ」の開催を自粛すると発表した。

申告漏れの額は、2019年までに合計で3億円超にのぼるとされており、そのうちの約2億円は騎手や調教師が親族名義などの口座を使って勝馬投票券(馬券)を購入。それぞれ的中馬券の払戻金から、外れ馬券などの経費を差し引いた利益を申告しなかったとのこと。なお、いずれもすでに修正申告したとみられる。

また、競馬法では騎手や調教師など競馬関係者の馬券購入を禁止しており、公正競馬を掲げて競馬を開催しているという点からも競馬界に大きなショックを与えている。

■笠松競馬では過去にも……

今回の申告漏れ、馬券購入のみならず、笠松競馬は過去にもさまざまな不祥事を起こしている。

・半年前にも関係者が馬券を購入していた(2020年6月)

岐阜県地方競馬組合は6月23日、笠松競馬関係者から、競馬法第29条違反(馬券購入)の疑いで警察の捜索を受けた旨の報告を受けたことを発表した。

報道によると、捜査を受けたのは調教師と騎手の計4人。関係者しか知り得ない内部情報をもとに、インターネットから知人名義で馬券を購入していたという。なおこの4名は同年8月、レース出走に必要な免許の更新を行わず引退している。

・競走馬が脱走 開催自粛に(2019年6月)

岐阜県地方競馬組合は6月17日、18日から21日まで予定していた笠松競馬の開催を、自粛すると発表した。同組合は同月12日に起きた競走馬の脱走を受け、今回の自粛理由を「再発防止を徹底するため」と説明している。

なお2013年には、笠松競馬所属馬による脱走事故が複数回起こっており、そのうち10月の一件では競走馬が一般道で乗用車と衝突。人馬共に死亡している。

・馬場整備のハロー車がレース中にコースへ進入(2011年1月)

1月7日、笠松競馬第3競走「若竹特別」で、レース中のコースに走路を整備するハロー車が進入する事故が起こった。出走していた競走馬全5頭はハロー車を避けて完走したものの、レースに重大な影響を与えたと判断されて競走は不成立に。馬券は全額返金となった。

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文・SPREAD編集部


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