【プロ野球】菅野、坂本が離脱の緊急事態 巨人元監督・堀内氏「みんなで頑張るしかない」

巨人・坂本勇人 (C)Getty Images

巨人坂本勇人内野手が9日、ヤクルト戦(東京ドーム)の5回に右手親指を負傷し、6回の守備からベンチに退いた。都内の病院で精密検査を受け、「右手母指(親指)末節骨骨折」と診断され、復帰までには1カ月程度かかるとみられる。前日8日にはエースの菅野智之が右肘の違和感で選手登録抹消となっており、巨人は“二枚看板”の離脱という緊急事態に見舞われた。

◆【動画】これぞ、4番の仕事「岡本和真、チームの危機を救うサヨナラホームラン」

■坂本、帰塁の際に右手親指骨折

坂本は5回、無死二塁から四球で出塁。打者ウィーラーへの2球目、捕球したヤクルト捕手・中村悠平が素早く一塁へけん制球を投げると、走者の坂本は懸命に手を伸ばし、ヘッドスライディングで帰塁。判定はセーフだったが、ヤクルト・高津臣吾監督からリクエストが入り、リプレー検証が行われた。検証の間、坂本は手袋を外し、駆け寄ってきたトレーナーとともに状態を確認していた。

結局、当初の判定通りセーフになり、坂本は塁上に残りプレーを続けたが、攻撃を終えてベンチに戻ると、6回の守備には就かず、吉川尚輝と交代した。そして、その後の診断で右手親指の骨折が判明した。坂本は今季ここまで36試合に出場し、打率.299、7本塁打をマーク。守備でも好プレーを何度も披露し、投手陣を救ってきただけに、菅野の登録抹消と合わせてチームにとっては、ダブルショックとなった。

緊急事態に見舞われた巨人について、元巨人監督の堀内恒夫氏が9日、自身のブログを更新し、エースとキャプテンが離脱したチーム状況を心配した。しかし、「大変なことではあるけれど答えはシンプルだよね。ここは、みんなで頑張るしかない」と、総力戦で乗り切ることを期待するメッセージを掲載した。

この試合では4番の岡本和真が、8回のソロと9回の逆転のサヨナラ3ランで試合を決めた。まさに4番らしい働きで、チームを敗戦の危機から救った。ウィーラーは16試合連続安打と好調をキープ。3試合連続の6番となった丸佳浩も特大の先制ソロを放つなど、本来の姿を取り戻しつつある。彼らが本領を発揮すれば、坂本不在をカバーできるはずだ。

■中継ぎ陣の再整備が必要に

エース不在の投手陣にあって、気になるのは中継ぎだ。この試合、2番手の田中豊樹が3失点(自責点2)。7回1死満塁の場面でマウンドに上がった4番手の桜井俊貴は、サンタナに同点タイムリーを浴びると、西浦直亨には押し出しの死球を与えて降板した。

また、7日の同カードでは、3番手の中川皓太が4失点で負け投手になっている。安定したゲーム運びをし、首位・阪神を追撃するには中継ぎ陣の奮起が必要だろう。

ただ、9日の試合で1イニングを1安打無失点に抑え、3つのアウトをすべて三振で奪った井納翔一に復調気配が見られることは光明だし、2軍で好投しているドラフト1・平内龍太の昇格など、今後に向けて投手陣のテコ入れは行われるはず。
菅野、坂本不在という緊急事態を迎えた巨人。チーム全体の底力が試されそうだ。

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文・SPREAD編集部


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