【帝王賞/3連単24点勝負】オメガパフュームに一抹の不安、“穴馬”込みの軸2頭マルチで万馬券狙い

30日、大井競馬場では上半期のダート総決算、帝王賞(JpnI、大井ダ2000m)が行われる。今年は、川崎記念、かしわ記念とJpnI2勝をマークしている地方の雄・カジノフォンテンに、19年覇者のオメガパフュームや、ドバイワールドCで2着に好走したチュウワウィザードなど、7頭の中央勢が対峙する一戦。頂上決戦にふさわしい、豪華なメンバーが揃った。

過去10年、連対馬20頭はすべて中央勢で、地方馬の優勝は10年のフリオーソが最後。カジノフォンテンには、11年ぶりの地方馬優勝の期待がかかる。

カジノフォンテンは、昨年暮れの東京大賞典でJpnI初挑戦。オメガパフュームにクビ差の惜敗となったが、年明けの川崎記念では、返し刀でオメガパフュームに3馬身差の快勝でJpnI初制覇。一戦挟んで、かしわ記念でも中央勢を撃破し、現在6戦連続連対中(5勝2着1回)と、勢いに乗っている。

過去10年、帝王賞の前走レース別成績を見ると、最も多く優勝馬を出しているのは、かしわ記念組で【4-5-3-10】の成績。さらにかしわ記念を制して帝王賞へ向かった馬の成績は【3-2-0-2】だが、4着以下に敗れた2頭は、いずれも、かしわ記念を4番人気以下の伏兵で制した馬。かしわ記念を3番人気以内で制した馬は、帝王賞でパーフェクト連対を果たしており、カジノフォンテンにとっては心強いデータと言える。

◆【帝王賞2021予想/3連単軸2頭マルチ勝負】オメガパフュームは“消し” ◎→◯→▲△△△マルチ24点勝負の結論

■例年とは違う臨戦過程に一抹の不安が…

オメガパフュームは、東京大賞典3連覇など、大井は【4-3-0-0】のパーフェクト連対で、舞台適正の高さはメンバー髄一。帝王賞も19年に制しており、昨年は2着で今年が3年連続の出走。史上3頭目の当レース2勝目を狙っている。

しかし、過去2年と異なるのが、臨戦過程が平安Sをステップにしていない点。19年はフェブラリーSから一息入れて、平安S3着→帝王賞1着。昨年は平安S1着→帝王賞2着と、ともに叩き2戦目の一戦だった。

今年は1月の川崎記念から約5カ月ぶりの休み明け。この馬自身、休み明けの成績は【1-2-0-0】と苦にしないタイプではあるが、前走が川崎記念だったパターンは、昨年3着のチュウワウィザードがあるくらいで、決して有力なステップレースとは言えない。

現在6戦連続連対中と大崩れのないオメガパフュームだが、例年と異なる臨戦過程に一抹の不安がよぎる。稀代の大井巧者も、そろそろ取りこぼしそうな時期…、なんてことが現実とならなければいいが。

■世界のトップ級と善戦した実力を評価

海外遠征帰りのチュウワウィザードは、サウジC9着から一変、ドバイワールドCでは世界の強豪を相手に2着と好走し、国内トップランナーの意地を海外に示して見せた。大井では【0-1-2-0】と勝ち星こそないものの、国内では18戦して17回が3着以内という超安定株。

海外遠征帰りのローテは、昨年のクリソベリルがサウジC7着から直行で制するなど、2勝3着2回と好成績。宝塚記念を制したクロノジェネシス同様、海外遠征帰りだからといって割り引く必要はないだろう。帝王賞は19年2着、20年3着と、あと一歩届かなかったタイトル。海外でもまれた経験を糧に、3度目の正直を果たす可能性は高い。

■前走を制している勢いに注意

今年は前走を勝って大一番へ、という馬が、カジノフォンテンを含めて6頭いる。アンタレスS1着のテーオーケインズ、ダイオライト記念1着のダノンファラオ、平安S1着のオーヴェルニュ、名古屋大賞典1着のクリンチャーと、それぞれ重賞を制覇して勢いに乗っている。

過去10年、前走の着順別成績では、前走1着が5勝2着6回3着1回と、敗戦からの巻き返し組より圧倒的に優位。勢いに乗ってそのまま本番でも好走、というパターンが、帝王賞では目立っている。ただし、船橋のミューチャリーも大井記念1着からの臨戦であるが、過去10年、大井記念組は【0-0-0-28】と一度も馬券に絡んだことがないので、ここでは印を回さない。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします