【女子高校野球】史上初“甲子園”で決勝戦開催 「ボーイズで日本一」「フォロワー84万人」実力派揃いの歴史的一戦に注目

 

【女子高校野球】史上初“甲子園”で決勝戦開催 「ボーイズで日本一」「フォロワー84万人」実力派揃いの歴史的一戦に注目

第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝戦が23日午後17時、高校野球の聖地“甲子園”で開催される。

同大会は1日に行われた準決勝までは兵庫県丹波市で開催されていた。女子高校野球の試合が甲子園で開催されるのは史上初。そんな歴史的な一戦を交える各校の注目選手をピックアップする。

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■ボーイズチームの背番号「1」として全日本優勝経験のある島野がエース

優勝は神戸弘陵学園高知中央の2校で争われる。

神戸弘陵学園は5年前ぶり2度目の優勝を目指す強豪。投手力が非常に高く、準決勝までの4試合で失点はわずか3だ。先発の2年生左腕・日高結衣は防御率1.11をマーク。

エースで3年の島野愛友利は最速123キロを誇り、中学時代は大淀ボーイズに所属。背番号「1」のエースとして18年の全日本中学野球選手権「ジャイアンツカップ」で優勝し、女子選手で初めて東京ドームで胴上げ投手に輝いた実力者だ。準決勝では1点リードの最終回で遊撃手からマウンドに上がり四球と安打を許したものの、後続を断ち決勝への切符を掴んだ。

■「女子野球の魅力を発信する」フォロワー84万人超えのインフルエンサーが救援投手

対する高知中央は創部3年目の若いチームで初決勝。2年生エースの和田千波留は制球力が高く、準決勝では7回を1失点に抑え完投した。打撃では1年生の細川美彩輝がここまで4試合すべてで打点を上げており、準決勝でも先制点をあげたほか、4回にも追加点するなどチームの決勝進出に大きく貢献した。

また120キロ超えの直球を投じる投手・松本里乃は、「まつりの」として女子野球の魅力を発信するフォロワー84万人の有名TikToker。大会に向けて現在は更新は停止中だが試合後は選手全員でTikTokをアップする、としている。

甲子園での女子高校野球は本日17時に試合開始予定。残念ながらテレビでの生中継は予定されていないものの、ネット上では無料でリアルタイム観戦をすることができる。歴史的な一戦に注目だ。

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試合情報

神戸弘陵学園-高知中央
試合開始:日本時間8月23日(月)17:00
中継情報:バーチャル高校野球

文・SPREAD編集部