【2歳番付/西の牝馬編】暮れの2歳GIは牝馬が「総なめ」か 今年も西に大器が勢ぞろい

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。

今回は8月29日開催時点の「2歳番付・西の牝馬編」を発表。8月1日に新馬勝ちを収めたルージュスティリアをはじめ、全8頭をピックアップする。

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■今年は西に素質馬がズラリで西高東低

ルージュスティリア

★★★★★
牝 (栗)藤原英昭
父:ディープインパクト 母:ドライヴンスノー
短評:初陣は8月1日メイクデビュー新潟(芝1800m)。ゲート、3コーナーでの馬群にとりつく脚、直線の根性など現段階で文句なし。手前の変え方がまだスムーズではないものの加速は非凡なものを持っており早期で活躍しそうな馬。

ルージュラテール

★★★★★
牝 (栗)矢作芳人
父:ハーツクライ 母:レッドメデューサ
短評:デビュー戦はダノンスコーピオン相手にクビ差迫るも惨敗したが、続く2戦目(2歳未勝利、新潟芝1600m)は先行せずに馬群の間から抜け1分34秒3の好タイムで快勝した。馬群に突っ込む根性、上がりの脚は世代トップクラスだろう。ハーツクライ産駒ということもあり、成長次第では長い距離も対応可能で今後も注目だ。

シゲルイワイザケ

★★★★☆
牝 (栗)渡辺薫彦
父:エピファネイア 母:ボンジュールココロ
短評:初陣は7月17日メイクデビュー小倉(芝1800m)。スタート直後4番手に控えるも4角手前で先頭に取り付き、直線は鞍上が促すだけの競馬で快勝した。全姉のコーディアルは3歳牝馬ながら1勝クラスの英彦山特別を勝利し今後に期待がかかる一頭で、その姉よりも非凡な競馬センスを持っており、いかにも桜花賞向きな一頭。今後も要注目だ。

ベルクレスタ

★★★★☆
牝 (栗)須貝尚介
父:ドゥラメンテ 母:ベルアリュール2
短評:デビュー戦は後に新潟2歳Sを勝利するセリフォスに敗れるも、2戦目(2歳未勝利、新潟芝1600m)で3馬身差の快勝と結果を出したベルクレスタ。半姉にアドマイヤリードがいる血統でいかにもマイルが向きそうだ。半姉は馬体重が軽かったが、父ドゥラメンテに変わったことで470キロの雄大な馬体となっており、バネのありそうな走法をしているためマイルで姉以上の活躍が期待できる。

ミント

★★★☆☆
牝 (栗)友道康夫
父:エピファネイア 母:ビートマッチ
短評:初陣は8月14日メイクデビュー新潟(芝1600m)。後方からの競馬となったが、3コーナー11番手から上がり最速となる33秒8の脚を繰り出し大外から差し切った。他馬を気にする仕草も見せたが鞍上の合図に一気に反応しすぐさまギアチェンジをしたように持っている才能、爆発力は相当ありそう。次走の予定ではサフラン賞あたりが有力となりそうだが桜花賞でも活躍できそうな血統でもあり期待が大きい。

ブレスレスリー

★★★☆☆
牝 (栗)藤岡健一
父:アメリカンペイトリオット 母:ハッシュ
短評:初陣は6月6日メイクデビュー中京(芝1400m)。薔薇一族のスタニングローズが出走する中、逃げて1馬身差の快勝となった。新種牡馬アメリカンペイトリオット産駒はこれまで2勝止まりだが、地方競馬でもデビュー戦で勝利を挙げているなど仕上がり早な印象がある。ピッチ走法で高速馬場にも対応できそうで今後はスプリント路線で活躍できそうだ。

エクラノーブル

★★★☆☆
牝 (栗)浅見秀一
父:キズナ 母:ノーブルステラ
短評:初陣は7月11日メイクデビュー函館(芝1800m)。抜群のスタートから1コーナーで馬群を引き離して逃げ、3コーナー手前で後続馬に吸収されるも4角で再度ギアアップ。2着以下を上がり最速の脚で突き放した。洋芝の適性の高さを示したこともあるが非凡なセンスを感じ、距離の優遇も効きそうで今後選択する路線に注目したい。

トップキャスト

★★☆☆☆
牝 (栗)高橋康之
父:ダイワメジャー 母:トップライナー2
短評:初陣は7月25日メイクデビュー函館(芝1800m)。二の脚で先頭に立ち、そこからラスト1Fまで11秒6~12秒1のペースを刻み続けて「中だるみ」のない持続性のあるスピード能力をみせた。小柄なダイワメジャー産駒だが、成長曲線次第で秋華賞あたりで活躍しそうな一頭。

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文・SPREAD編集部


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