卓球の世界一を決める「2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会」は、6日に決勝トーナメント2回戦が行われ、日本男子はカザフスタンと対戦。マッチカウント3-1で勝利し、ベスト8進出を決めた。
グループステージで1勝2敗の2位通過となった日本は、4日の決勝トーナメント1回戦でベルギーに3-1で勝利。張本智和(トヨタ自動車)、松島輝空(個人)を中心に充実の陣容をそろえ、57年ぶりの金メダルも狙う日本男子が、ベスト8進出をかけてカザフスタン戦に臨んだ。
この一戦では松島が第1マッチで敗れたものの、第2マッチの張本智、第3マッチの戸上隼輔(井村屋グループ)が勝利して流れを引き寄せる。最後はエースの張本智が2勝目を挙げ、日本をベスト8進出に導いた。
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ライブ速報・試合結果(張本智が2点勝利で8強に導く)
日本 3 - 1 カザフスタン
第1試合
松島輝空 1 - 3 キリル・ゲラシメンコ
(11-5、8-11、12-14、7-11)
第1ゲーム
松島がサービスとレシーブでポイントを重ね、6-2と序盤を支配する。ゲラシメンコのミドルを鋭く突くなど、両ハンドで攻勢をかけて押し込んでいく。YGサービスに切り替えるなど変化を見せた相手にも対応し、11-5で幸先の良いスタートを切った。
第2ゲーム
立ち上がりはゲラシメンコが1-5と松島をリードする展開に。離された松島はサービスエースを連続で決めるなど中盤に立て直すが、序盤のリードを活かしたゲラシメンコが11-8でこのゲームを取り切り、ゲームカウントをタイに戻した。
第3ゲーム
ゲラシメンコがこのゲームも攻勢を強める中、松島もフォアの強打やロングサーブなどで追いつく。8-8からも互いに点を取り合う展開となったが、デュースの攻防を制したのはゲラシメンコ。14-12でこのゲームを取り切り、王手をかけた。
第4ゲーム
ゲラシメンコの力強いラリーに対し、松島も粘り強い対応を見せるが、4-5とリードを許した場面でタイムアウトを要求。直後にラリーを2本ものにすると、チキータでもポイントを重ねる。しかし、ゲラシメンコが再び粘りを発揮して再逆転。そのままマッチポイントを握ると、最後は松島の返球が外れ、11-7でこのゲームを取り切った。松島は敗れ、日本はカザフスタンに先制を許した。

松島輝空(C)ITTF
第2試合
張本智和 3 - 0 アラン・クルマンガリエフ
(11-7、11-6、11-6)
第1ゲーム
クルマンガリエフが先に攻勢をかける中、張本智は粘り強いラリー対応で追いつく。YGサービスを軸にラリー勝負を仕掛ける相手にも的確に対応し、リードを奪ったままゲームポイントを握る。最後はフォアハンドを振り切り、11-7でこのゲームを取り切った。
第2ゲーム
互いに点を取り合う立ち上がりとなる中、張本智は効果的なチキータやフォアハンドでポイントを奪うなど、中盤にリードを広げていく。最後もフォアで決め切り、11-6でこのゲームを奪取。張本智が王手をかけた。
第3ゲーム
張本智が3連続ポイントで流れをつかむと、クルマンガリエフがタイムアウトを要求。その後もバックでの安定したラリーやサービスでポイントを奪うなど、張本智が攻守で相手を上回り優位に立つ。終盤に連続失点を許し、9-6の場面で張本智がタイムアウトを使用。直後にフォアハンドを決めると、11-6でこのゲームを取り切り、ストレート勝ちで流れを引き寄せた。

張本智和(C)ITTF
第3試合
戸上隼輔 3 - 0 アイドス・ケンジグロフ
(11-8、11-8、11-8)
第1ゲーム
戸上がラリーやサービスで優位に立つと、中盤にケンジグロフに迫られながらも、再びラリー力で上回る。サービスでもポイントを奪い、11-8でこのゲームを取り切って先手を取った。
第2ゲーム
戸上が鋭い両ハンドで連続ポイントを奪い、4-2からは激しいラリーの攻防も制して、そのままリードを保っていく。中盤には再びケンジグロフに粘られて追いつかれるが、6-6からサービスエースを2本決めて突き放す。9-8からのラリーも再び制し、そのまま11-8でこのゲームを取り切って王手をかけた。
第3ゲーム
戸上が安定したサービスに加え、フォアの強打でも押し込みリードを奪うと、1-4の場面でケンジグロフがタイムアウトを要求。その後もバックのストレートを決めるなど、戸上が要所で好ポイントを奪う。しかし、ケンジグロフも粘りを発揮し、7-6の場面で戸上がタイムアウトを使用。その後、8-8と追いつかれて終盤にもつれ込んだが、最後は戸上が11-8でこのゲームを取り切った。日本はマッチカウントで先に王手をかけた。

戸上隼輔(C)ITTF
第4試合
張本智和 3 - 0 キリル・ゲラシメンコ
(11-9、11-9、11-5)
第1ゲーム
張本智が3連続ポイントでリズムをつくると、ゲラシメンコの変化を封じながら攻守に安定感を発揮する。中盤にはゲラシメンコが点差を詰め、9-9の同点に。しかし、最後はサービス2本をものにした張本智が11-9で接戦を取り切った。
第2ゲーム
張本智がサービスを軸に連続ポイントを奪うと、3-0の場面でゲラシメンコがタイムアウトを要求する。バックサービスで戦術転換を図った相手にも冷静に対応するが、中盤にはゲラシメンコが連続ポイントで追いつく場面も見られた。僅差のまま終盤へ入ったが、最後は張本智がフォアを決め切り、11-9でこのゲームも制した。
第3ゲーム
互いに点を取り合う中、張本智が中盤に台上プレーで連続ポイントを奪い、わずかにリードする。後のないゲラシメンコも中盤に粘りを見せたが、張本智はブロックで耐えるなど守備でも強さを発揮。最後は11-5でこのゲームを取り切って勝利し、2点取りで日本をベスト8進出に導いた。
出場選手
日本
男子
張本 智和(トヨタ自動車)
松島 輝空(個人)
戸上 隼輔(井村屋グループ)
篠塚 大登(東都観光バス)
宇田 幸矢(協和キリン)
女子
張本 美和(木下グループ)
早田 ひな(日本生命)
橋本 帆乃香(デンソー)
長﨑 美柚(木下グループ)
面手 凛(日本生命)
相手国の注目選手
キリル・ゲラシメンコ
世界ランキング58位で、チーム唯一のトップ100入りを果たすエース。2016年リオデジャネイロ五輪から2024年パリ大会まで3大会連続で五輪に出場している。今大会ではグループステージのトルコ戦から決勝トーナメント1回戦のスペイン戦まで4試合連続で2点起用され、無傷の8勝0敗と好調を維持。張本智や松島ら日本のエース格との対峙に注目が集まる。

キリル・ゲラシメンコ(C)ITTF
テレビ放送・ライブ配信予定
テレビ放送予定
ライブ配信予定
※試合開始は20:30予定
試合方式
チーム3名によるシングルス戦で、3試合先取制。各試合は5ゲームマッチで行われる。
ABC vs XYZの場合(スウェイスリング方式)
第1試合:A vs X
第2試合:B vs Y
第3試合:C vs Z
第4試合:A vs Y
第5試合:B vs X
大会システム
シード順位決定戦
日本は男女ともに決勝トーナメント進出が確定。2つのグループに分かれ、リーグ内の順位によって決勝トーナメントのシード順を決定する。
男子/グループ2
日本
フランス
ドイツ
台湾
女子/グループ2
日本
フランス
ドイツ
イングランド
決勝トーナメント
シード順位決定戦に出場する8チームと、56チーム(14グループ)による予選グループを勝ち上がった24チームを合わせた、計32カ国・地域が決勝トーナメントに進出する。
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