【安田記念/危険な人気馬】実績×ローテ×血統傾向が“すべてマイナス” 人気に対し「低信頼度」の消し候補とは

【安田記念/危険な人気馬】実績×ローテ×血統傾向が“すべてマイナス” 人気に対し「低信頼度」の消し候補とは

今週は上半期のマイル王決定戦、第76回安田記念(GI、芝1600m)が東京競馬場で行われる。

今年は、前哨戦のマイラーズCを制したアドマイヤズームをはじめ、昨年のNHKマイルC覇者パンジャタワーや、ステレンボッシュシャンパンカラーとGI馬が4頭参戦。加えて、重賞3勝のトロヴァトーレや、同5勝のレーベンスティール、昨年の安田記念2着ガイアフォース、京王杯SCを制したワールズエンドなど、どの馬が勝ってもおかしくない混戦模様だ。

そんな中、GI初制覇を狙うトロヴァトーレが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

◆【安田記念2026予想/前走ローテ】ガイアフォースは“馬券内率80%”に浮上なら軸推奨 マイラーズC組も当日人気に注目

■人気先行の実績不足…血統面からも買いにくい

トロヴァトーレは昨年、ダービー卿CTで重賞初制覇を果たしたが、その後はダートを使われたり、一時は成績が低迷した。しかし、5歳を迎えた今年、東京新聞杯、エプソムCと、府中の重賞を連勝し本格化ムード。昨年は17着と大敗した安田記念で、リベンジを果たすとともに、一気に頂点を狙うこととなる。

短距離やマイル専門、中距離からと、あらゆる路線から集結する安田記念だけに、毎年混戦ムードが漂う一戦であるが、マイルの頂上決戦とあってGI実績は大きくモノをいう。過去10年の勝ち馬延べ10頭中5頭が芝のGI馬で、残る5頭中3頭は芝GIで2~4着の実績を持っていた。2018年モズアスコット、19年インディチャンプは、ここがGI初出走だったが、過去にGI出走歴があって好走したことがない馬の出番はない。トロヴァトーレのGI実績は、昨年の当レースでの大敗1戦のみ。GIでの経験値という点で、かなり分は悪い。

また、トロヴァトーレは昨年から開催時期が変わったエプソムCからの臨戦で、安田記念との相性は判断しにくいところだが、過去10年、GIIIからの転戦は【1.0.0.14】の成績で、決して主要ローテとは言えない。唯一勝った16年ロゴタイプはGI馬。GI実績のない馬のGIIIからの転戦は、叩き台としてはマイナス材料だ。

加えて、前走芝1800m組も【0.3.2.9】と勝ち切れていない。しかも、その前走は中山記念かドバイターフがほとんどで、19年アーモンドアイ(1人気3着)や25年ソウルラッシュ(1人気3着)など、ハイレベルの戦いで好結果を残してきた名馬でさえも、安田記念では勝つことができなかった。果たして、GIII3勝のトロヴァトーレに勝機はあるだろうか。

■レイデオロ産駒には鬼門の東京GI

血統面では、芝で重賞9勝と、少しずつ結果を出し始めているレイデオロ産駒であるが、GIでは【0.0.3.15】の成績でいまだ未勝利。東京のGIでは【0.0.0.5】と馬券にすら絡めていない。過去10年の安田記念でも、キングカメハメハ系は【0.1.3.26】と苦戦傾向にあり、前記アーモンドアイやソウルラッシュなども勝ち切れなかった舞台。父系からも厳しい戦いが予想される。

今年は現役のマイル王者ジャンタルマンタルが不在で、どの馬にもチャンスのある安田記念。その中で、近走充実+ルメール騎乗のトロヴァトーレが、GI馬を差しおいて1~2番人気に支持されることになりそうだが、22年イルーシヴパンサー(1人気8着)のような、実績不十分の人気先行型タイプに見えて仕方がない。GI実績のなさや臨戦過程、血統面の不安材料など、人気ほどの信頼度は低く、妙味を考慮すると、少なくとも「頭」勝負は避け、場合によっては「消し」でいってみたい。

◆【安田記念2026特集】「史上稀に見る大混戦、4歳GI馬2頭が中心か」出走予定・枠順・追い切り・予想オッズetc.

◆【安田記念2026/過去10年データ】穴馬狙いが捗る波乱傾向のマイルGI “6/10”勝ち馬輩出の注目脚質は?

◆【安田記念2026予想/前走ローテ】ガイアフォースは“馬券内率80%”に浮上なら軸推奨 マイラーズC組も当日人気に注目

izukawaya