【小倉記念/追い切り診断】最終追いの変化が功を奏す「S」の最高評価 精神面と肉体面が見事に噛み合い“悪癖”封印

【小倉記念/追い切り診断】最終追いの変化が功を奏す「S」の最高評価 精神面と肉体面が見事に噛み合い“悪癖”封印

第62回小倉記念(19日/GIII、小倉芝2000m)には、J.コレットとともに重賞初Vを狙うジョバンニ、都小路Sを制し連勝を目指すガイアメンテ、昨年のオークス3着馬タガノアビー、などが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「レーゼドラマ」を取り上げる。

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■レーゼドラマ

ここ2戦こそ6着続きだが、今回は変わり身を期待したくなるだけの材料が揃ってきた印象である。一つは心身ともにフレッシュな状態で臨める久々であること。そしてもう一つが調整過程に明確な工夫が見られる点だ。

1週前はCWコースで6F84.5-68.9-53.4-37.7-11.3。道中は3頭併せの最内から僚馬の後ろで我慢を利かせながら折り合いを重視し、直線だけ軽く促されるとスッと加速して先着した。以前はハミ受けが不安定になりやすく、気持ちだけが先走る場面も目立ったが、この中間は終始リズム良く走れている点が印象深い。最終追い切りは意図的に長めを避け、CWコースで3F37.8-11.6。終始馬なりのままラストだけ軽く反応を確かめる内容だったが、この軽さこそが今回のポイントだろう。刺激を入れ過ぎず、走りたいという欲求を残したまま送り出す意図がはっきり伝わる。精神面へ配慮しながら肉体面は十分に仕上げ切った、完成度の高い最終調整と言える。

今回は調教内容そのもの以上に、メニューの組み立て方の巧みさを評価したい。前走では対策として馬具を着けたにも関わらず、勝負所から真剣味を欠いたが、3走前が示す通り、レース間があいて走りに飢えた状態であれば、同馬の悪癖が顔を出す確率はガクッと低下していた。それを活かすように、この中間は刺激を入れるタイミングと抜くタイミングが絶妙で、しっかり中身へのアプローチが施され、精神面と肉体面が見事に噛み合っている。GIII圧勝の実績があるように、そもそもが格上的存在。能力を発揮できる流れになれば、格の違いを改めて示しても不思議ではない。

総合評価「S」

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