張本智和が語った“ダブルエース”への考え「僕たちはお互いが……」 後輩・松島輝空の台頭も刺激に「言い合える実力同士」【Tリーグ】

卓球の「ノジマTリーグ 2026-2027シーズン」は22日、神奈川県の茅ケ崎総合体育館にて、岡山リベッツ対木下マイスター東京の試合が行われ、岡山がマッチカウント4-0で勝利し、今季初勝利を挙げた。

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■3-0での第4マッチ起用を振り返る

岡山は今季、KM東京を退団した松島輝空を獲得。現世界3位のサウスポーが加わり、日本代表でも共闘する張本智和との強力な2枚看板は、新生・岡山の目玉となった。

そんな中、第4マッチに名を連ねた張本智は、マッチカウント3-0で岡山の勝利が確定した中での出場となった。第1マッチでは、松島が及川瑞基とのペアで丹羽孝希、吉山僚一組と対戦し、ダブルスを制した。続く第2マッチでも、松島が世界7位のリン・ユンジュとのサウスポー対決に3-1で勝利。第3マッチでは横谷晟が吉山にストレート勝ちを収めた。

「初めてですかね、Tリーグで3-0で4番手は、多分」と語った張本智は、開幕からシングルス2連勝と波に乗る吉村和弘との戦いについて言及。

「最初の4ゲームは正直、チャンピオンズ横浜やスウェーデン(ヨーロッパスマッシュ)の時と比べたら、集中力や試合に仕上げるコンディションがかけ離れていた」と明かしつつも、6-6からの特別ルールでは、チキータや台上プレーなどで5連続ポイントを奪取。終盤の試合運びについて、「今できる最大限のプレーはできたと思う」と振り返った。

■松島台頭で充実の陣容の日本男子

張本智は長年、男子のエースとして卓球界を背負い、世界ランキングでも最上位を維持してきた。そんな中、今季から岡山に加わった松島は、7月の「USスマッシュ」を日本選手で初めて制し、世界ランキングも5位の張本智を上回る3位に立った。4つ年下の19歳は、国際大会ではしのぎを削る相手となり、団体戦やTリーグではトップ選手として並び立つ存在へと変貌を遂げた。

張本智は松島の岡山加入に対し、「松島選手の力を借りながら、プレーオフに行けなかった去年の悔しさも晴らせる。ほぼ日本代表のような感覚のチームでできるのは、優勝に近づいたと思う」とコメント。この日も2点取りでデビュー戦を白星で飾った19歳の存在に敬意を払った。

世界トップ5に日本選手が2人そろう現在の日本男子の陣容は、近年でも屈指の充実度を誇る。張本智は「トップ5に日本選手が2人いるのは、水谷(隼)さん、丹羽さんの時代でも、僕と水谷さんの時代でもなかった。それはとんでもないことだと思う」と手応えを語る。

さらに、日本代表、岡山で“ダブルエース”と呼ばれる態勢が整う中、「言い方は記者さんやテレビの方が決めてくれればいい。僕たちはお互いが『自分が一番強い』と思っていると思いますし、自分が責任を持って勝つ。それはできていると思いますし、今後も2人そういう気持ちでやると思う」と自身のスタンスを明かした。

この日は第4マッチでフルゲームの末に勝利を飾った張本智に対し、松島が「おせーよ!」と笑顔で突っ込むシーンもあった。試合後に並んで取材対応した中、「すいません」と謝罪した先輩に対し、後輩は「遅いでしょ」「集中力がなかった」とダメ出し。張本智も「互いに叱咤激励できれば。年は違いますが、言い合える実力同士なので」と話し、実力を認め合うからこそ見られたワンシーンだった。

張本智和、松島輝空 撮影:SPREAD編集部

今季のTリーグ男子で看板選手2人をそろえ、台風の目として期待が集まる岡山リベッツ。右の張本智、左の松島というトップ選手が同じチームでどのような化学反応を起こすのか、注目が集まる。

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