第69回スワンS(12日/GII、京都芝1400m)には、昨年の覇者オフトレイル、距離短縮で待望の重賞タイトルを狙うエリカエクスプレス、得意距離で巻き返しを図るダイヤモンドノットなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「エリカエクスプレス」を取り上げる。
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目次
■エリカエクスプレス
昨秋の秋華賞では2000メートルで僅差の2着。ただし、あれは理想的に運べての結果だったことを忘れてはなるまい。今年の3戦を見る限り、距離適性はいよいよハッキリしてきた印象。持ち前の基礎スピードを思えば、マイル以下がしっくりくる。
恒例の1週前のコース追いはCWで6F82.6-66.3-51.7-36.8-11.6をマーク。何より目についたのは、道中でリキみを全く見せなかったことだ。元来、前進気勢の強さが持ち味のタイプ。それでいて今回はハミ受けが実に穏やかで、首の使い方にも柔らかさがあり、心身のリセットが完了したことを感じさせる。最終追い切りは坂路で武豊騎手がコンタクト。リラックスした走りからも精神面の落ち着きも上々だ。
今年に入っての3戦を見る限り、マイルが距離適性の境目。ラストでバタッと止まった1800メートルと、延々と勢いを失わなかった1600メートル。着順こそ同じ4着でも、パフォーマンスの質は明らかに違っていた。血統から感じさせるスピード色の強さも、現在のキビキビとした走りを見れば合点がいく。以前は豊富な前進気勢が幾らかリキみに直結していたが、今回はそれを上手く推進力へ変えられるようになった印象。精神的な余裕が出てきたのもなによりだ。ここまで見せてきた基礎スピードの質を思えば、更なる距離短縮にも魅力は十分。新たな一面を見せてくれるか、要注目だ。
総合評価「S」
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