【プロ野球/セ・リーグ】阪神、今季最終戦からの逆転優勝はあるのか ヤクルトとのセ界制覇ラインを占う

(C)Getty Images

プロ野球は東京五輪開催による中断を受けつつも、レギュラー・シーズンもまさに大詰めを迎えている。セパともに優勝争いは最後の最後までもつれ込み、両リーグともに、どのような展開でどちらが優勝するのか、非常に混沌としている。

これまでのプロ野球史においても「引き分け」の計算方法により明暗を分けてきた過去はある。2021年シーズンは新型コロナ禍における時短要請を受け、9回終了時に同点の場合、延長戦なしの引き分けが確定する点が、ペナントを複雑化させている。

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■「引き分け」が有利となっているヤクルト

優勝の可能性を残した阪神タイガースは本日26日が最終戦。かたやマジックが点灯している東京ヤクルト・スワローズは今日を含め3試合残している。勝ち星が多い阪神よりも、少ないヤクルトにマジックが点灯している点は、この引き分けの「マジック」による。

なんと言っても、まさに後のない阪神は、本日の中日戦で勝ちを拾うしかない。この中日戦の結果次第で以下の3つの勝率に振り分けられる。

上の表を参照してもらいたい。セの場合は、阪神が勝ったとしても、ほぼヤクルトの3試合にかかっているという苦境にある。阪神勝利でもヤクルトのこの日を含めた3試合で勝率5割を上回れば優勝が見えて来るからだ。ヤクルトは勝ち星なし3試合引き分けたケースも優勝。

少なくとも3試合で2敗しなければ優勝の二文字が近づいて来る。ただし、この最終盤に来て優勝のプレッシャーか、やや負けがこんでいる点は不安要素。徳俵に足をかけた阪神が土壇場でひっくり返すのか。本日、阪神は今季13勝の青柳晃洋の右腕に賭ける。

だが阪神が中日戦で引き分けてしまった場合、残り1勝2敗でも燕に軍配が挙がる。ただ、ヤクルトに負けが込み1分2敗の場合は、阪神に優勝が転がり込む。さらに阪神が最終戦を黒星で終えると、優勝はかなり厳しい。ヤクルトが残り3戦全敗した場合のみ、阪神が優勝。つまりヤクルトがひとつ引き分けを挟んだだけで、その優勝が決まり、俄然阪神の優勝確率は狭まる。

いずれにせよ、優勝可能性を残したチームの最終戦が終わっても、優勝の行方は不明という大激戦。最後に笑うのは虎か燕か、見守りたい。

(成績は10月25日時点)

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文・SPREAD編集部


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