▼パ・リーグCS対戦カード
■11/10〜:オリックス vs ロッテ(京セラドーム大阪)
◆【セCS展望】対戦成績は互角も、ヤクルト奥川恭伸には“地の利”あり 両軍のキーマンを考察
■ロッテは山本の連勝を止められるか
今季の対戦成績は10勝10敗5分、得失点も100点ずつと全くの互角だが、京セラドーム大阪ではロッテが5勝2敗3分とリードしている。
オリックスは球団新記録の15連勝でレギュラーシーズンを終え、投手4冠に輝いた山本由伸が初戦に先発。勝てばアドバンテージの1勝を加え、かなり優位な状況に持ち込めるが、今季の山本が最後に負けたのは5月19日、京セラドームのロッテ戦という不吉なデータもある。とは言え、今季の同球場では12試合で9勝1敗、防御率1.02とほとんど無双の状態だ。攻撃陣は右手首の骨折で離脱して吉田正尚が復帰の見込みで、今季のロッテ戦で対戦打率.343の2年連続首位打者は頼もしい存在になる。4番の杉本裕太郎も同.430、13本塁打で、2人が揃えばかなり強力な得点源となる。
ロッテは初戦の石川歩(今季のオリックス戦は4試合で2勝1敗、対戦防御率3.89)に続き、美馬学(同5試合で2勝2敗、対戦防御率3.41)、岩下大輝(同3試合で2勝0敗、対戦防御率2.45)らの先発が予想されるが、ファーストステージ初戦で6回1失点と好投した佐々木朗希(同2試合で1勝0敗、対戦防御率1.64)がもう一度登板できる展開に持ち込めるか。攻撃陣では岡大海が対戦打率.345、荻野貴司が同.306をマークしており、レアードは同.289だが、山本由伸相手には5打数3安打の対戦打率.600で2本塁打を放っている。今季対戦時の盗塁数16対3の機動力を勝負どころで使いたい。
(成績は11月9日時点)
◆オリックス・無双のエース山本由伸、自己ワースト6失点を味わった“難敵”ロッテ戦への攻略
◆ファイナル初戦先発のオリックス・山本「緊張もあるけどワクワクドキドキ」
◆オリックス・吉田正 驚異の回復 打撃練習で快音「逆算してやっていました」
記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB