【ダカール・ラリー】5日目ステージ4はトヨタのナッサー・アルアティヤが首位フィニッシュ 総合順位でも2位セバスチャン・ローブとの差を広げる

この日もトラブルに泣いたペテランセル(C)A.S.O./Horacio Cabilla

世界ラリーレイド選手権W2RC)開幕戦、「ダカール・ラリー2022」は5日、サウジアラビアのアルカイスマフとリヤドの間の465kmでステージ4が行なわれ、TOYOTA GAZOO RacingTGR)のナッサー・アルアティヤが3時間54分40秒でフィニッシュ。ステージ1B以来となる勝利を挙げた。2位はわずか25秒の差でBRXハンターT1+を駆るセバスチャン・ローブ。TGRは総合順位においても、ローブに38分5秒の差をつけ、サウジアラビアでの初勝利に向け、好調を維持している。

アルアティヤは前日のステージ終了後、「今日も良いステージで、(2位の)セバスチャン(ローブ:BRX)との差を広げることができました。40km地点で彼を見かけたとき、トラブルに見舞われていることが分かりました。それで戦略を若干変更し、今日はクリーンで着実に走り抜くことに集中しました。明日も好位置からのスタートなので良い一日になってくれると思いますが、今大会最長のステージなので、安心はできません」とコメント。その最長ステージでも堅実な走りを見せ、自身4度目のダカール制覇に向け、突き進む。

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■好スタートを切ったトヨタ

TGRチーム代表のグリン・ホールも前日「ステージ3は我々全員にとってとても良いステージでした。ナッサーとマシューはペースをコントロールしてやるべきことを果たしました。これで彼らもステージ4は好条件でスタートできるので、明日も間違いなく良い一日になるでしょう」と予見した通り、トヨタにとっては今のところ順調なラリー運びをみせているため、その自信のほどを覗かせた。

前日、アウディRS Q e-tronを駆り、電動ドライブの車両としてダカール史上初となるステジ勝利を挙げたカルロス・サインツ Sr.は52秒差の3位。序盤苦戦を強いられたものの、総合でも17位まで順位を回復してみせた。

前年の覇者ステファン・ペテランセルはこの日も、アウディのショックアブソーバーが破損。なすすべもなくエイド・サービスを待つ。序盤のステージ1で完走できず、総合では現在80位と今大会は運に見放された感さえ漂う。

ステージ4(5日目)結果

1.NASSER AL-ATTIYAH/MATTHIEU BAUMEL (TOYOTA GAZOO RACING) 3h 54m 40s
2.SEBASTIEN LOEB/FABIAN LURQUIN (BAHRAIN RAID XTREME) + 25’s
3.CARLOS SAINZ/LUCAS CRUZ (TEAM AUDI SPORT) + 52s
4.YASIR SEAIDAN/ALEXEY KUZMICH (X-RAID MINI JCW TEAM) + 1m34s
5.YAZEED AL RAJHI/MICHAEL ORR (OVERDRIVE TOYOTA) + 1m46s

総合順位(5日目終了時点)

1.NASSER AL-ATTIYAH/MATTHIEU BAUMEL (TOYOTA GAZOO RACING) 13h 26m02s
2.SEBASTIEN LOEB/FABIAN LURQUIN (BAHRAIN RAID XTREME) + 38m05s
3.YAZEED AL RAJHI/MICHAEL ORR (OVERDRIVE TOYOTA) + 49m15s
4.LUCIO ALVAREZ/ARMAND MONLEON (OVERDRIVE TOYOTA) + 53m58s
5.VLADIMIR VASILYEV/OLEG UPERENKO (VRT TEAM) + 1h3m52s

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文・SPREAD編集部


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