【フィギュア】ネイサン・チェン「羽生結弦相手にエラーは許されない」北京五輪での直接対決へ向けて決意

全米選手権で6連覇を達成したネイサン・チェン(C)Getty Images

フィギュアスケートの全米選手権は9日(日本時間10日)、テネシー州ナッシュビルで男子フリーが行われた。前日のショートプログラム(SP)で首位に立ったネイサン・チェンがこの日もトップとなる212.62点をマークし、合計328.01点で6連覇を飾った。

17歳のイリア・マリニンが2位、ヴィンセント・ジョウが3位、ジェイソン・ブラウンが4位に入った。なお、北京五輪に臨む米代表にはチェン、ジョウ、ブラウンの3人が選ばれ、第一補欠にマリニン、第二補欠にカムデン・プルキネン、第三補欠にジミー・マーという陣容が固まった。

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■6連覇達成もまさかの2回転倒

前日のSPで115.39点を叩き出し、首位発進したネイサン・チェン。フリーでは2019-2020年シーズンに採用していた「ロケットマン」で臨み、4回転ジャンプ5本を組み込んだ構成で演技した。

冒頭の4回転フリップ-3回転トウループは成功したものの、続く4回転フリップは着氷に失敗し、転倒。しかし、その後はサルコー、ルッツ、トウループと3回の4回転を見事に成功させた。終盤のコレオシークエンスで足が絡まり、再び転倒するという珍しいミスもあったが、結局212.62点をマーク。総合328.01点で6連覇を決め、北京五輪切符も手にした。

このスケーティングについて、米「NBC Sports」は、「フリーで2回転倒したが、それでも6回目の全米タイトルを簡単に手に入れた」と報じ、「(2月の)北京五輪では、5位に終わった平昌五輪とは大きく異なる結果が期待される」とした。

また、チェン自身は「愚かなミスを重ねた」と2度の転倒を悔やみ、「今回は許されたが、羽生結弦と戦う来月は、これらのエラーは許容されないかもしれない」と語ったという。さらに、「CBS Sports」も速報し、「常に完璧ではなく、潔いわけでもなかった」と2回の転倒を指摘。それでも「しっかりと全米選手権6連覇を果たし、北京五輪へ向かうポジションも手に入れた」と称賛した。

ミスについて“間抜けな小さな瞬間”と表現し、「もう2度とあんなミスはしないようにします」と誓ったチェン。改めて兜の緒を締め、いよいよ来月、羽生との直接対決へ臨む。

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文・SPREAD編集部


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