【きさらぎ賞/出走馬考察】今春の牡馬クラシックを占う出世レース 有力馬の戦力がまるわかり

6日に中京競馬場で第62回・きさらぎ賞(GIII、芝2000m)が行われる。ホープフルS組からはマテンロウレオ、アスクワイルドモア、シェルビーズアイが参戦し、レベルの高かった東スポ杯2歳Sからは4着馬のダンテスヴューが出走予定。

ここではきさらぎ賞に駒を進めてきた有力馬6頭を分析し、予想のヒントとなる各馬の特徴を数値化しグラフで比較する。

算出方法は以下の通り。

・スピード→デビュー以降の走破時計と上がり3Fのタイム平均値を他馬と比較し数値化
・スタミナ→デビュー以降のラップタイムを前後半に分け、タイム差を基にレースのタフさを他馬と比較し数値化
・騎手→中京芝2000m以上の重賞における騎手成績を基に数値化
・血統→中京芝2000m以上の重賞における血統成績を基に数値化
・適性→過去のきさらぎ賞における走破時計とラップタイムの平均値を有力馬の戦歴(レースラップタイム)と比較し数値化

◆【東京新聞杯2022予想/危険な人気馬-前編】上位人気の一角は“消し” 春のマイル路線を占う一戦で「買うべきではない」1頭とは

■最高評価はシルバーステート産駒の有力馬

ダンテスヴュー

牡 (栗)友道康夫
父:キングカメハメハ 母:クロウキャニオン

・スピード「3」
・スタミナ「4」
・適性「3」
・騎手「5」
・血統「4」

特徴:前走の東スポ杯2歳Sは後方で構え、直線で馬場の内目から進出するも先に抜け出していた上位3頭に末脚は届かず4着に敗れた。近親にヨーホーレイク(日経新春杯1着、きさらぎ賞2着)がいる血統で、中京に舞台が替わることはプラスに働くだろう。しかし未勝利で負かしたダノンピーカブーや初戦で敗れたユキノオウジサマはその後の成績が振わず、戦ったメンバーレベルに疑問視が付く。
評価:★★★★☆

マテンロウレオ

牡 (栗)昆貢
父:ハーツクライ 母:サラトガヴィーナス

・スピード「3」
・スタミナ「4」
・適性「4」
・騎手「5」
・血統「2」

特徴:新馬戦快勝後、いきなりホープフルSに挑戦し6着と健闘した1頭。ゲートの出が悪く、後方からの競馬が続いているが、道中の折り合いは問題なく末脚の確実性はメンバー最上位だろう。のちに京成杯を制したオニャンコポンに先着しているように実績面でも見逃せない1頭だろう。
評価:★★★☆☆

アスクワイルドモア

牡 (栗)藤原英昭
父:キズナ 母:ラセレシオン

・スピード「5」
・スタミナ「2」
・適性「3」
・騎手「3」
・血統「4」

特徴:前走はホープフルSに出走。大外枠に加え落鉄してしまうアクシデントがありながらも0秒9差の10着まで粘った。札幌2歳S2着の実績の持ち主だが、初の左回り+左回りが苦手なキズナ産駒であるため、中京への舞台替わりはマイナス材料となりそう。
評価:★★☆☆☆

エアアモネイ

牡 (栗)池添学
父:Point of Entry 母:Nokaze

・スピード「5」
・スタミナ「3」
・適性「4」
・騎手「5」
・血統「3」

特徴:前走の新馬戦(芝2000m)では抜群のスタートから先頭に立ち、道中は多少力んでしまうところもあったが鞍上がなだめてすぐに折り合った。ラチ沿いで逃げていたのにも関わらず、直線に入るとラチから馬場の中央まで外に持ち出し突き放すような大味な競馬で快勝した。気性は荒いが、力強い走法をするため、使い込まれている中京の渋った馬場でも問題にしなさそう。鞍上には怪我から復帰の福永祐一騎手を迎えるだけに注目される。
評価:★★★★☆

ストロングウィル

牡 (栗)橋口慎介
父:シルバーステート 母:カワイコチャン

・スピード「4」
・スタミナ「5」
・適性「5」
・騎手「5」
・血統「4」

特徴:初戦は大外枠からのスタートとなったが抜群のスタートを切り、2番で競馬を進めるも最後の急坂で脚が鈍り2着。そして前走の未勝利戦(阪神芝2000m)でも初戦に続いて正攻法の競馬で快勝した。初戦は前進気勢が強かったものの、2戦目では松山騎手の指示に素直に従っていたように気性面での成長がみられた。父に未完の大器シルバーステートを持つ血統で、中京への適性も抜群。一気の重賞獲りがあってもいい。
評価:★★★★★

フォースクエア

牡 (栗)池江泰寿
父:エピファネイア 母:テネイシャス

・スピード「5」
・スタミナ「4」
・適性「4」
・騎手「3」
・血統「4」

特徴:前走の新馬戦では出遅れるも二の足で先団に取り付き、4コーナーで最内から持続性のある末脚を繰り出して勝利した。2着馬のゴールドローズ、3着馬のサクセスドレークはすでに未勝利戦を勝ち上がっていたように新馬戦のレベルは決して低くはなかった。近親にホウオウアマゾン(アーリントンC優勝)がおり、母系に中京芝2000mに適性のあるヒカルアマランサス(愛知杯3着)がいる血統背景からも中京への舞台替わりはプラス材料となりそう。ここで賞金を加算し、クラシック路線に駒を進めたいところだ。
評価:★★★★☆

◆【東京新聞杯予想/前走ローテ】目下3連勝中のプリンスリターンに警鐘 東京マイル「勝率0%」の鬼門データ

◆【東京新聞杯予想/脚質傾向】上がり最速が「勝率0%」という難解データ 注目すべき上がり3Fの順位とは

◆【東京新聞杯予想/人気傾向】上位人気想定ファインルージュに黄信号 1人気は2年連続馬券外の鬼門データ

文・西舘洸希(SPREAD編集部)


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします