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【フィギュア】ワリエワのドーピング疑惑、コーチの責任追及へ 「大人の側近を調査する」米メディア指摘

【フィギュア】ワリエワのドーピング疑惑、コーチの責任追及へ 「大人の側近を調査する」米メディア指摘
カミラ・ワリエワ(C)Getty Images

北京五輪開催期間中にドーピング違反が発覚し、現在もなお疑惑の渦中にいるフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワROC)は21日に自身のインスタグラムでコーチ陣やファンに感謝の言葉を述べるとともに、現役続行を表明した。

すでに練習を再開している中、ロシアメディアによれば、3月の世界選手権へのエントリーも検討しているという。国際スケート連盟(ISU)が認める可能性は低いが、15歳のアスリートを巡る騒動は収まる気配を見せない。

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■「カミラは潔白でクリーン」と主張

ワリエワは21日、自身のインスタグラムを連続投稿。五輪後初となる投稿では、指導を受けるエテリ・トゥトベリゼコーチらスタッフに対し「あなた方はこの分野における絶対的な名将です」とし、「強くなるために助けてくれてありがとう」と感謝の言葉をつづった。そして、その後の更新では「この困難な時期に私と一緒にいたすべての人に感謝したいと思います」とつづり、「私は永遠に感謝しています!いつもこれを覚えています」とし、「あなたに感謝し、あなたのためにスケートをします」と現役続行に意欲を見せていた。

米CNNはこの投稿を紹介しつつ、「世界アンチ・ドーピング機構(WADA)は、ワリエワのスケートと保護に責任を負う大人の側近たちを調査する予定であり、その中には世界最高のフィギュアスケーターを育てたことで知られるトゥトベリゼコーチも含まれている」と伝え、関与が取りざたされている同コーチの責任が今後問わることに言及。また、同コーチは陽性判定が出た後も「カミラは絶対に潔白でクリーンだと語っていた」と報じた。

一部ロシアメディアは「ワリエワは3月の世界選手権へ行く」と報じているが、ドーピング違反問題の結論が出ていない段階で、ISUがGOサインを出す可能性は低い。ちなみに、3月4日からはISU公認ではない国内大会「ロシアチーム対抗戦」がソチで行われるが、こちらの出場可否はロシア国内で判断することになる。いずれにせよ、ワリエワ陣営の動向に世界が注目している。

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文・SPREAD編集部