【MLB】ブルージェイズの菊池雄星獲得に期待と不安「最高のローテ完成」「評価が難しい投手」米メディア指摘

菊池雄星(C)Getty Images

シアトル・マリナーズからFAとなっていた菊池雄星投手が12日(日本時間13日)、トロント・ブルージェイズと3年総額3600万ドル(約41億4000)で合意。近日中に正式発表される見通しとなった。

米メディアは、ローテ5番手と予想しているが、昨季後半の失速ぶりを捉え、獲得を疑問視する向きもある。果たして、周囲の懸念を払拭する投球を披露できるか。大型契約を勝ち取った左腕に注目が集まっている。

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■ゲレーロJr.の援護弾に期待

ブルージェイズの地元紙「トロント・スター」は菊池獲得の一報を受けて、「最高のローテーションが完成した」と評価し、菊池について「耐久性のある第5のスターター」と位置付けた。同紙は記事の中で、菊池の持ち球の一つであるカットボールを高評価。「ゴロを打たせることができ、ハードヒットされようがされまいが、大したダメージにならない」とした。また、150キロ超の平均球速や、移籍して以来、大きな故障もなくローテーションを守ってきたタフネスぶりも獲得の一因になったようだ。

一方、「トロント・スター」も含め、複数のメディアが不安視したのが、昨季後半の失速ぶり。前半戦は6勝4敗、防御率3.18でオールスターゲームにも選出されたが、後半戦は1勝5敗、防御率5.98に低迷。結局、7勝9敗、防御率4.41でシーズンを終えた。メジャーの移籍情報を扱う「TRADE RUMORS」は、菊池を「日本から移籍して以来、評価が難しい投手の1人」とし、昨季についても「2つの季節の物語があった」と表現し、アップダウンの激しい投球内容を危惧した。

ただ、最終的に残した防御率4.41は、ブルージェイズの同僚で、昨季14勝を挙げた韓国出身のベテラン左腕、柳賢振の4.37と大差はなく、昨季本塁打王を獲得したブラディミール・ゲレーロJr.らが居並ぶ強力打線の援護を得られれば、勝利数は伸びてくるはず。

現状、ブルージェイズの先発陣はサンフランシスコ・ジャイアンツから獲得した昨季14勝のケビン・ガウスマンがエース格と考えられ、次いで契約を延長したホセ・ベリオス(昨季12勝)、韓国出身のベテラン左腕・柳賢振(同14勝)、昨季デビューの若手右腕アレックス・マノア(同9勝)、そして菊池という並びが有力視されている。安定した投球でローテーションを守り、大型契約に見合う活躍を披露できるか。

注目の初陣は、4月11日(日本時間12日)から始まる敵地でのニューヨーク・ヤンキースとの4連戦が有力視されている。

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文・SPREAD編集部


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