【MLB】週間MVPの鈴木誠也、米メディアは守備能力に注目 カギを握るのは同僚からのアドバイス

カブス・鈴木誠也(C)ロイター/USA TODAY Sports

シカゴ・カブス鈴木誠也が18日(日本時間19日)、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に「4番右翼」で先発出場。メジャーで初めて4番に座り、4回の第2打席に左前打を放った。これで開幕戦から9試合連続安打となり、2007年に岩村明憲(当時デビルレイズ、現レイズ)がマークした日本選手歴代1位の記録に並んだ。この日は3打数2安打1死球で、今季3回目のマルチ安打を達成。チームは4-2で勝利した。また、試合前には鈴木が「ナ・リーグ週間MVP」に選出されたことが発表された。

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■同僚ヘイワードの存在に感謝

気温4度、雪がちらつく厳しいコンディションも鈴木のバットを止めることはできなかった。4回の第2打席。レイズの先発左腕シェーン・マクラナハンが投じた82.3マイル(約132キロ)のカーブを左中間へ弾き返すと、一塁ベースを蹴って一気に二塁へ。しかし、これは左翼手の好返球に阻まれ、タッチアウト(記録は左前打)。これで9試合連続安打を達成し、07年に岩村がマークした日本選手歴代1位記録に並んだ。

8回の第4打席でも右前打を放ち、初めて4番に抜擢された試合で今季3回目のマルチ安打をマーク。打率.429でリーグ3位(4本塁打は同3位タイ、11打点は同3位)となった。地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」によると、グレッグ・ブラウン打撃コーチは、好調を維持する鈴木について「彼は才能がある選手で、スイングするかしないかの判断が良く、バットコントールの技術も優れている」と話したという。

また、「NBC Sports Chicago」は守備に注目し、「スズキのホットスタートを支えたヘイワードの影響力」と題した記事を掲載。記事ではカブスの本拠地リグレーフィールドについて、「メジャーでも屈指のトリッキーな右翼席がある」とし、鈴木自身が太陽の直射や、“ウィンディシティ”と呼ばれるシカゴらしく強い風に言及したと紹介。

そんなメジャーで最もタフな外野と言われる同スタジアムでの守備に関して、鈴木に助言しているのが、ゴールデングラブ賞を5度受賞(カブスで2度)しているジェイソン・ヘイワード。鈴木の加入に伴い右翼から中堅へ移った同選手は、新加入の外野手たちに対してアドバイスを送っているといい、鈴木も「ヘイワードは経験豊富な選手。守備の時、相手バッターの特徴を教えてくれるんです。本当に助かっています」と感謝している様子を記事では紹介している。打球に対する判断、対応、守備位置の調整など無難にこなしている背景には、チームメートの支えがあるようだ。

デビッド・ロス監督も外野陣のコミュニケーションに目を細め、「ヘイワードは外野のリーダーとして良い仕事をしてくれている」と感謝した上で、鈴木について「四球、好守備、堅実な走塁。彼はすべてにおいて安定した選手で、自信を持って打席に立っているように見える」と評価した。

もともと走攻守とオールマイティーに活躍できるのが、鈴木の魅力。打撃以外の部分でも評価が高まっている。

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文・SPREAD編集部


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