【MLB】大谷翔平のサポーティング・キャストが続々復帰へ V字回復への鍵はWIFF

エンゼルス・大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は10日(日本時間11日)、本拠地でのニューヨーク・メッツ戦に「2番DH」で出場。大谷は5回の第3打席に二塁手フランシスコ・リンドーアのグラブ横を抜けるライト前ヒットを放ち7試合連続安打をマークした。4打数1安打。

前日、長期連敗から脱出したエンゼルスは、ブランドン・マーシュのキャリア初マルチ本塁打で3点を挙げるが、先発の左腕ジョナサン・ディアスが序盤からメッツ打線につかまり2回に3点を失い降板。その後もリリーフ陣が相手打線を抑えることができず、試合は3−7で敗れた。

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■データで証明された空振り率の悪化

劇的な勝利を掴んだ昨日とは打って変わり、再び敗退を喫したエンゼルス。今日は、スコアリング・ポジションにランナーを進めた4度の好機を、得点につなげることはできなかった。

地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』は10日、エンゼルス打線のあるデータに注目した。それはWIFF空振り率)だ。記事によれば、エンゼルス・チーム全体の空振り率は現在24.9%だという。直近の試合では、ランナーを置いていても後続が空振り三振に倒れる場面が多数見られる。今日の試合でも、6回1アウトからジョー・アデルが出塁したが、2者連続三振を喫し、追加点を挙げることができなかった。

前出の記事によれば、フィル・ネビン監督代行は、「これ(三振率)について心配はしていない」とし、「レギュラー陣が戻り、元の力に戻る、大谷だって三振するし、トラウトだってそうだ」と気にしない様子であることを伝えている。続けて、「私は、(選手が)スイングする際に良い判断をしていると考えている。それは数字でも証明されている。うちの選手たちはゾーン内のボールに対して良い判断をしているし、ゾーン外のボールにも同様に対応している。(ゾーン外のボールが)時々ストライクと判断されるだけだ」と説明していることも紹介。

しかし、米データ分析サイト『ファングラス』によれば、エンゼルスはストライクゾーン外の球を振る確率がMLB全体でも5番目に高いチームだと明かされている。打撃陣の選球眼を改善することが今後の課題となりそうだ。

■レンドンの戦列復帰、トラウトの経過も良好 続々と吉報が

エンゼルスにはいくつかの吉報もある。

まずは、右手首の炎症で2週間故障者リストに入っていた正三塁手アンソニー・レンドンが今日の試合から戦列に復帰した。『ジ・アスレチック』のブレント・マグワイア記者は「エンゼルスにとって非常に良いニュース」とその復帰を歓迎。

レンドンは負傷直前OPS.928をマーク。この復帰でエンゼルスは内野手と打線中軸の層が厚くすることができるようになった。

また、8日から「左股関節の張り」で欠場しているマイク・トラウトの経過も良好だと報道も出ている。『ジ・アスレチック』のエンゼルス担当サム・ブラム記者はSNSで「トラウトは今日も欠場するが、ネビン監督代行によれば復帰は間近と、話している」と速報。今日は出場しなかったが、代打出場の可能性も報じられ、その復帰は近いと匂わせている。

さらに、『オレンジカウンティ・レジスター』によると1番打者で今季好成績を残しているテイラー・ウォードの復帰も近いことが、明らかになった。現在、ハムストリングの負傷で故障者リストに入っているウォードだが、早ければ14日の敵地ロサンゼルス・ドジャース戦から復帰する予定と伝えられている。

今季序盤に打撃は好調だった3人がラインナップに戻れば、エンゼルスの打力復活も期待ができ、大谷の負担も軽減できそうだ。 主力復帰でエンゼルスもV字回復となるか、見守りたい。

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文・澤 良憲(Yoshi Sawa)


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