【帝王賞/馬単1点勝負】“帝王”ケインズが連覇濃厚も、波乱を招く「もう1頭の5歳馬」

29日、大井競馬場では上半期のダート総決算、帝王賞(JpnI、大井ダ2000m)が行われる。

今年は9頭立てと、1997年のグレード制導入以降、最少頭数でのレースとなるが、ディフェンディングチャンピオンのテーオーケインズに、東京大賞典4連覇のオメガパフューム、ドバイワールドC3着のチュウワウィザードなど、歴戦の猛者が集結。上半期のダート戦線を締めくくるにはふさわしい頂上決戦となる。

◆【帝王賞2022予想/馬単1点勝負】チュウワウィザードは“消し” 1点勝負で十分

■テーオーケインズに死角なし

昨年覇者のテーオーケインズが、文字通り“帝王”の称号に最も近い存在か。昨年の当レースでは、後続に3馬身差をつける快勝劇でGIホースの仲間入り。続くJBCクラシックこそ、金沢の小回りコースが合わず、4着と取りこぼしたが、チャンピオンズCでは6馬身差の圧勝で、JRA最優秀ダートホースに輝いた。

今年初戦は初の海外遠征でサウジCに挑戦し、8着に敗れたものの、帰国初戦の前走・平安Sでは、斤量59キロを背負いながら、2馬身半差の完勝で、連覇へ向けて弾みをつけた。

過去10年、帝王賞の主要ステップは、4勝2着4回3着3回のかしわ記念が最も相性は良いが、今年はその路線の馬は出走がなく、続いて好成績は2勝2着4回の平安S。

また、年齢別の成績では、4歳馬が【5-3-1-12】と、最も好成績を残しているが、今年は4歳馬の出走はなし。続いて成績が良いのは【2-3-1-20】の5歳馬となっており、より若い馬のほうが、結果を残しているレースと言える。

昨年は4番人気と伏兵の存在だったテーオーケインズ。1年を経て、さらにパワーアップした本馬が、今度は堂々と主役の座を演じ切って見せるだろう。

■寄る年波には勝てないオメガパフューム

東京大賞典4連覇の偉業を成し遂げたオメガパフュームだからこそ、大井の2000mは譲れない舞台だろう。6歳暮れの昨年の東京大賞典では、自己ベストの時計をマークするなど、大井2000mは【5-3-0-1】の成績でまさに“庭”。前走アンタレスSでは、斤量59キロを背負いながら、直線で一気に交わす圧巻のパフォーマンスで、中央でも健在ぶりをアピールして見せた。

帝王賞は、昨年こそ5着に敗れたものの、川崎記念からの直行で、やや間隔が開いていたことが影響したか。2019年制覇時や、20年2着はいずれも平安Sを叩いて本番へ臨んでおり、同様のローテである今年は、好走できる下地は揃っている。

問題は年齢の壁。7歳馬は過去10年【0-2-5-26】と勝ち馬を輩出しておらず、7歳以上でも、勝ったのは2014年の8歳馬ワンダーアキュートのみで、高齢馬が勝つことが難しいのが帝王賞の特徴か。能力には敬意を表しつつも2着まで、というのが見解だ。

■大井で相性×のチュウワウィザード

GI4勝のチュウワウィザードも、まだまだ侮れない存在だが、大井2000mでは【0-1-2-1】と勝ち切れていないのが気がかり。帝王賞も2019年から毎年参戦しているが、2着→3着→6着と、年々着順を落としている。

今年は川崎記念を制し、ドバイワールドCでも3着と、世界の強豪を相手に好戦しているが、7歳という高齢も加味しつつ、ここでは割り引かざるを得ない。

また、昨年の帝王賞3着、東京大賞典2着と、大井2000mと相性のいいクリンチャーも、前走名古屋大賞典を制して勢いに乗るが、名古屋大賞典組は3着2回と勝ち負けには至らず、8歳という高齢も気がかりなところ。昨年以上のパフォーマンスが期待できるかどうか疑問符が付く。アタマで買うにはリスクがある。


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