マツダスタジアムでは、3位広島カープと4位横浜DeNAベイスターズの3連戦が行われる。
両チームのゲーム差0.5という状況の中で、7月絶好調スタートを切った2人の打者の対決に注目したい。
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■絶好調の両打者
広島で絶好調なのは、4番に座る新外国人のライアン・マクブルームだ。
今季ここまで80試合出場で打率.282、11本塁打、48打点という働きを見せているが、7月はさらに存在感を高め、8試合で打率.452(29打数12安打)、4本塁打、12打点で、出塁率.452、OPSは1.348という暴れっぷり。チーム自体は7月4勝4敗だが、マクブルームが本塁打を放った4試合は4戦全勝だ。
一方、DeNAで好調なのは、5番の宮﨑敏郎。
今季ここまで60試合に出場して打率.326、5本塁打、22打点。開幕から好調をキープしていた中で6月は月間打率.265とやや調子を落としたが、7月は8試合で打率.452(31打数14安打)、0本塁打、3打点とV字回復。全試合でヒットを放ち、出塁率.471でOPSは1.051。9日の巨人戦では横っ飛びでのスーパーキャッチを披露するなど三塁守備でもファンを魅了し、7月を4勝2分2敗と白星先行のチームに貢献している。
首位・ヤクルトが独走する傍ら、熾烈を極めつつあるAクラス争い。現在、セ・リーグの月間打率2位タイ(.414)と1位(.452)、「マクブルームvs.宮﨑」のどちらのバットが快音を響かせるのか。好調な両打者の直接対決に注目だ。
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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB