【WRC】第9戦 トヨタ、ロバンペラ王者決定にヒョンデのタナックが「待った」の連勝

レース後のシャンパン・ファイト、左から2番目はエバンス、4番目がタナック、右端がラッピ (C) Toyota Gazoo Racing WRT

世界ラリー選手権WRC)第9戦「イープル・ラリー・ベルギー」の最終日デイ3が21日、ベルギー西部のイープルを中心に行われ、ヒョンデのオィット・タナックが優勝、前戦に続いて連勝を飾った。2位にトヨタのエルフィン・エバンス、3位にもエサペッカ・ラッピが入った。勝田貴元は総合5位とし、全戦で総合10位以上のリザルトを残している唯一のドライバーとなっている。

【実際の映像】ランキング首位のロバンペラが初日大転倒、マシンはバラバラに

■トヨタもロバンペラもランキング首位キープ

ここまで8戦中5勝とドライバーズ・ランキングでトップを快走するトヨタのカッレ・ロバンペラはデイ1で大転倒。ベルギーのターマックステージの罠に落ち、第9戦のトップ争いからは脱落。代わって、タナックとエバンスの争いとなった。

イープル・ラリー・ベルギーの最終日は、イープル市街地のサービスパークを中心に、2本のステージを各2回走行。その合計距離は51.34kmと、3日間で最短の一日。最終日の空は全体的に薄曇りで、ステージの路面コンディションはドライ。イープル周辺の舗装された農道を中心に、最後まで激しい戦いが繰り広げられた。

デイ2で首位オィット・タナックと8.2秒差の総合2位に順位を上げたエバンスは、SS17、18とオープニングから2ステージ連続でベストタイムを記録。タナックとの差を6.7秒に縮める。イープルでのサービスを挟んで行なわれた再走ステージのSS19では3番手タイムとなり、ここで差が開き、逆転には至らず。結果、総合2位でフィニッシュ。

堅実な走りを続けたラッピは、総合3位でフィニッシュ。今シーズン3回目の総合3位獲得で、トヨタに貴重なマニュファクチャラーズポイントをもたらした。また、パワーステージに照準を合わせ最終日に臨んだロバンペラは、石畳の非常に滑りやすい路面も含まれるこのラリーの名物「ケンメルベルク」のステージで、狙い通りベストタイムを記録。初日のデイリタイアにより総合順位は下位に留まったが、パワーステージでの優勝によってボーナスの5ポイントを獲得。ドライバー選手権におけるリードを72ポイントとした。また、今大会で3人のドライバー達が獲得したポイントにより、トヨタはマニュファクチャラー選手権首位の座を維持し、88ポイントのリードをキープしている。

■イープル・ラリー・ベルギーの結果

1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) 2h25m38.9s
2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +5.0s
3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m41.6s
4 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン(ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3m28.5s
5 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +6m06.1s

◆第8戦はヒョンデのタナックが制す トヨタ・ロバンペラは2位でランキング堅持

◆第7戦でトヨタが1-2 カッレ・ロバンペラが5勝目、エバンスが2位 ラリー・エストニア

◆第6戦ラリー・ケニアでトヨタが1-2-3-4フィニッシュ 勝田貴元も3位表彰台

文●SPREAD編集部


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