【MLB】米メディア指摘「ジャッジはもう十分、MVPに値する」大谷翔平には同情「チームがひどい」

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平ニューヨーク・ヤンキースアーロン・ジャッジによる一騎打ちとなっている今季のア・リーグMVP争い。史上まれに見る接戦が展開される中、米メディアも連日のように大谷派とジャッジ派が論戦を繰り広げている。

そんな中、「FANSIDED」が8日(日本時間9日)、現時点でのMVP部門とサイ・ヤング賞部門の上位候補者をランキング形式で発表した。大谷はMVPでジャッジを追う形は変わらず、サイ・ヤングに至っては名前すら挙がらなかった。厳しい結果となったが、ラストスパートに期待したい。

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■ナ1位はゴールドシュミット

米スポーツメディア「FANSIDED」は今回、MVP候補トップ10をランキング形式で発表した。ア・リーグ、ナ・リーグで分けておらず、MVPに近い選手をシンプルに順位付けしたため、ナ・リーグは6人、ア・リーグは4人が入った。

ベスト3は、1位がヤンキースのジャッジ(ア・リーグ)で、2位がセントルイス・カージナルスのポール・ゴールドシュミット(ナ・リーグ)。

エンゼルスの大谷(ア・リーグ)は3位となったが、ア・リーグに限ればジャッジに次ぐ2位となり、リーグMVP争いでジャッジと一騎打ちになっている図式は、ここでも変わらなかった。ただ、ア・ナ含めてトップに立ったジャッジが“MVPに最も近い男”ということになり、追いかける大谷にとっては厳しいランキングとなった。

■昨季より低下したWAR懸念

記事は「2021年のア・リーグ MVPに輝いたショウヘイ・オオタニは、スポーツ界で最も充実した選手であるが、だからといってMVPレースをリードしているとは言い切れない」と記し、昨季に比べて落ち込んだ攻撃面を問題視。特にMVP投票で重視される傾向にあるfWAR(※1)の数字が、昨季5.0から今季3.5に大きく落ち込んでいる点に眉をひそめた。ただ、チーム事情にも同情し、「エンゼルスはひどい。もし、ラインナップがもう少し良ければ、オオタニの攻撃的な数字はもっと良くなっていただろう。そして、彼のMVP獲得可能性はさらに高くなっていたはずだ」とし、白星を稼げない弱小チームでは限界があると分析した。

一方のジャッジについては、本塁打をはじめ、打率や打点、長打率、出塁率など打撃部門の好成績を軒並み列挙したほか、四球や申告敬遠の多さも指摘。ヤンキースが最近調子を落としている中、孤軍奮闘している状況も説明した上で、「たとえヤンキースがア・リーグ東地区で保っていたリードを吹き飛ばしたとしても、ジャッジはMVP獲得にもう十分値する」との見解を示し、すでに受賞に値する働きをしているとした。

■MVP候補トップ10位~4位■

10位:ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ/ア・リーグ)
9位:ホセ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ/ア・リーグ)
8位:マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス/ナ・リーグ)
7位:オースティン・ライリー(アトランタ・ブレーブス/ナ・リーグ)
6位:フレディー・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース/ナ・リーグ)
5位:ムーキー・ベッツ(同)
4位:ノーラン・アレナド(セントルイス・カージナルス/ナ・リーグ)

ア・リーグの選手は10、9位に名前が出てから3位の大谷、1位のジャッジまで名前が出てこない。その間はナ・リーグの選手で占められており、ナは混戦、アは大谷とジャッジが他を引き離していることが分かるランキングとも言える。

(※1)打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価し、メジャー最低年俸程度の選手(代替選手)を使った場合と比べ、勝利数をどれだけ上積みしたかを示す数値。チームに対する貢献度を表すもので、MVP投票では重要視される。fWAR(Fangraphs)、rWAR(Baseball reference)の2種類ある。

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文●SPREAD編集部


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