「プロ野球に村上宗隆あり!」野村克也元監督のボヤきに応える53号弾、記念ボールはノムさんへ

村上宗隆、最年少50号本塁打の文字が踊る各スポーツ紙の一面

東京ヤクルト・スワローズ村上宗隆は9日、広島東洋カープの大瀬良大地からバックスクリーンに飛び込む特大53号弾を放った。これで1963年に野村克也(南海)、85年に落合博満(ロッテ)が記録した52本を抜き、64年に王貞治(巨人)が記録した日本人最多55本にあと2本と迫った。

◆【実際の映像】村上宗隆が野村克也、落合博満を超える53号ホームラン

■「キャッチャーやってほしかった」と野村元監督

村上は2018年2月、高津臣吾監督(当時、二軍監督)の手引きで野村元監督と初対面。その際「王の記録なんか破っちゃえ」とハッパをかけられると同時に、「とりあえずオレの記録を破れ」といわば“遺言”を受け取っていた。

◆村上宗隆、野村克也元監督の遺言に迫る51号弾 「オレの記録を抜け」

村上は試合後、この53号記念ボールを野村元監督にプレゼントすると明かし、自身のインスタグラムに「野村克也様」とサインしたボールを公開した。

TBSは11日、この初対面時の映像をさらに公開。野村元監督は、村上に対しさらにバッティングの極意を説いていた。「バッター全員のテーマはたったひとつ。変化球への対応をどうするかだ。まっすぐねらって変化球についていければ一番いい。でもある程度狙わないとついて行けない。配球を読むとか」。

ここで取材班から村上が元はキャッチャーと聞くと、「キャッチャーやってほしかったな」と野村元監督は、ぽつり。これには村上も「自分は嫌いじゃないです」と即答した。元監督は「バッティングをいかすならキャッチャーやったほうがいい。そりゃもう微妙な配給の妙はキャッチャーしかわかんないから」とキャッチャーの勧めを説いた。

さらに元監督は「テッド・ウィリアムズって知ってるか」と聞くが、村上は「いや、知らないです」と困惑気味。

これに元監督は「メジャーリーグで一番の強打者だ。左バッターで…。この人の打撃理論の中に書いてある。あんだけのバッターが『プロスポーツで一番難しいのはバッティングだ』と言ってだよ。説得力あるよな。バッティングは難しい。そう思って取り組んだほうがいい。テッド・ウイリアムズが言ってんだから…」とMLB最後の4割バッターの言葉を伝授した。

最後に「プロ野球に村上あり」(と見せてみろ)とつぶやき、初対面の会話を終えていた。

王の55本にあと2本と迫り、さらにウラディミール・バレンティン(ヤクルト)が持つプロ野球記録の60本も窺う村上は、ノムさんの予言どおり「プロ野球に村上あり」のシーズンを送っている。

◆村上宗隆は“世界の王”を抜くのか、そしてバレンティン超え60号の現実味

◆村上宗隆、野村克也元監督の遺言に迫る51号弾 「オレの記録を抜け」

◆【プロ野球】シーズン本塁打記録

文●SPREAD編集部


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