日本時間25日深夜、UAE・メイダン競馬場にて、ドバイワールドカップデーが行われる。今年は6競走に、日本から大挙27頭が参戦。どのレースにもチャンスのある馬がスタンバイしており、日本馬旋風が吹き荒れる可能性も夢ではない。
ここでは、日本で馬券が発売される4競走について、有力馬、穴馬をピックアップしていきたい。ここでは、日本馬が最も得意とする舞台、第7レース「ドバイターフ(GI・芝1800m)」を攻略する。
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■同期のライバルが出走取消で、その無念を晴らす
過去10年で5勝2着3回3着3回、トータル6勝をマークしているように、日本馬にとって、ドバイワールドカップデーで、最も強いレースなのがドバイターフ。今年も海外勢はやや手薄なメンバーだけに、日本馬の上位独占も予想される。
ダービー馬ドウデュースの出走取消は残念だが、それならば、同期のハーツクライ産駒ダノンベルーガに希望を託したい。いまだGI未勝利で、重賞も共同通信杯の1勝のみだが、その共同通信杯では、のちの皐月賞馬ジオグリフに1馬身半差の快勝劇で、圧巻のパフォーマンスだった。
GIでは惜敗が続いているが、天皇賞・秋ではコース取りの差で3着に敗れたものの、イクイノックスに0秒2差なら、決して見劣りするものではない。
府中の左回りワンターン、1800m~2000mで最も力を発揮しやすいタイプの同馬が、同じように左回りのワンターンで、直線が450mのメイダン1800mの舞台は一番合うはず。鞍上にJ.モレイラを配し、父ハーツクライも輝いたドバイの地で、血統背景からも十分に主役を張れる。
■3連覇目指すロードノースには一目置く
手薄な海外勢とはいえ、本レース2連覇中のロードノースは、今年も強力なライバル。昨年の同レース以降は、GI3戦を消化し勝ち星こそ挙げていないものの、前走のウィンターダービーをきっちりと快勝し、昨年と同じローテで、得意舞台に照準を合わせてきた。7歳を迎えても衰えは見られず、レース史上初の3連覇を虎視眈々と狙う。
地元UAEのゴドルフィン&C.アップルビー厩舎の2騎、マスターオブザシーズとネーションズプライドも不気味な存在。前者はGI勝ちこそないものの、1600m~1800mはベストディスタンス。前走のジェベルハッタでは、スムーズさを欠いたが、直線では見どころのある末脚で差のない3着、ここでも上位を伺えそうだ。
また後者は、昨年のベルモントダービーで出遅れながら2着、続くサラトガダービーでは好位抜け出しでGI初制覇を飾った。前走のドバイミレニアムSを快勝し、順調な調整過程で本番へ。メイダンでは2戦2勝とコース適性も高く、注意を払いたい。










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