第86回菊花賞(26日/GI、京都芝3000m)には、新潟記念2着のエネルジコ、神戸新聞杯勝ちのエリキング、ダービー最先着馬となるショウヘイなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「レッドバンデ」を取り上げる。
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目次
■レッドバンデ
前走は馬場入場時に暴れて落馬とあわや放馬となりそうなところを、佐々木騎手が繋ぎとめて出走。イレ込みが激しくギリギリの状態だったが、粘り腰を見せて僅差の3着とポテンシャルの高さを示した。
権利取りに向けて万全な仕上がりだった前走から、上積みという点が気になるかもしれない。しかし、この中間は1週前にWコースでハードな内容の併せ馬を消化させスイッチオン、直前をリズム重視でお釣りを残すかのような形でフィニッシュと、恒例のパターンを踏襲。
時計の字面こそ若干違うものの通ったコース取りを思えば、今回もほぼほぼ前走時同様に文句なしの、高い強度を保った調教をこなしている。これを久々ではなく長距離輸送を控えた中5週というレース間の中で実行できているのだから心身共に状態が悪いはずがない。肝心の動きもメリハリを効かせて動けているからこそ、ラストで重心がグンと沈み力強さも増すばかり。
距離への対応こそ懸念はあるものの、まず前走以上、デビュー以来最高のデキと言っても過言ではない状態なら刺客となり得る。
総合評価「S」
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