【ラ・リーガ】久保建英の覚醒、CL出場権獲得のレアル・ソシエダで見せた成長譚 2桁ゴールで締め括るか

 

【ラ・リーガ】久保建英の覚醒、CL出場権獲得のレアル・ソシエダで見せた成長譚 2桁ゴールで締め括るか
レアル・ソシエダの久保建英(C)ロイター

■2桁ゴール達成なるか

久保を軸としたソシエダは1試合を残し来季のCL出場権を獲得。同じく4位に入った2012-13以来10年ぶりのことだ。

ソシエダは2008年7月に破産申請するまでに落ち込み、1部再昇格まで3年を要した苦しい時期がある。ただ、その時期に自前の下部組織出身選手を育て上げ地力をつけ、その功績が実ったのが2012-13の4位躍進だった。

その後は残留争いや2桁順位に低迷することもあったが、2019-20以降は6位、5位、6位、今季の4位と安定、上位に位置している。その要因は指導者も自前で育てること。現指揮官アルグアシルは現役時代もソシエダでプレーしたOBだ。指導者転身後も下部組織やBチーム監督を歴任してきた「ソシエダ産」の指揮官は語る。

「大事なのは結果ではなく過程だ。我々は国内外のカップ戦を並行して戦いながら、シーズンを通じてリーガの4位以内をキープし続けていた。自分の生涯のクラブで、ホーム出身の選手がたくさんいるので、そこに誇りを感じている」。

ソシエダは主将のFWオヤルサバルを筆頭に、チームの骨格をなすセンターラインにMFマルティン・スビメンディやDFロビン・ル・ノルマン、イゴール・スベルディアらの下部組織出身選手をすえチームを作っている。彼らが攻撃時のパスワークの土台とリズムを作り、ボールの位置に応じた守備を選択するチームの中枢役を担う。

6月4日の最終節、ソシエダがホームに迎えるのは、5月31日にUEFAヨーロッパリーグを制覇したばかりのセビージャ

久保は2桁ゴールを達成し、“ラ・レアル”の新たな王として君臨してきた今季の集大成を飾れるか。

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文●新垣博之(しんがき・ひろゆき)

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