8月12日、スペインのサッカーリーグであるラ・リーガの2023-2024シーズンが開幕した。今季もレアル・ソシエダでプレーする日本代表MF久保建英はジローナ戦にスタメン出場。試合開始後わずか5分に今シーズン初ゴールを決め、チームに先制点をもたらした。なお、この日のゲームはその後72分にジローナがゴールを決めたため、1-1の同点で終わっている。
◆【実際の映像】久保建英、2年連続の値千金開幕ゴール 左足サイドからのクロスにコントロールショット
■レアル・ソシエダ2年目開幕
久保は前半開始早々、左サイドからのクロスにゴール前で左足でコントロールショットを沈める。昨季に続く開幕戦ゴールとなった。
スペインのスポーツ紙『マルカ』はこの日のゲームを「久保はもう、レアル・ソシエダのお守りではなくなった」という見出しを掲げ、「久保がゴールを決めればレアル・ソシエダが必ず勝利する、ということはなくなった」とするも、その一方で久保の働き自体は高く評価しており、「いくつかの攻撃的なプレーでは、久保が主役となった」としている。
また、エル・デスマルケのサイトでは、この試合で久保がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたことに触れ、「両チームの競り合いを制するため様々な試みを行い、何度も相手ゴール前で危機を生み出すことに成功した」とこの日の久保のプレーを評価している。
シーズン初戦で、マスコミの高い評価を得ることに成功した久保。レアル・ソシエダ2年目となる今年は、はチーム内外からの期待もより一層大きくなっていることが明らかになった。
◆【実際の映像】久保建英、2年連続の値千金開幕ゴール 左足サイドからのクロスにコントロールショット
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文●對馬由佳理(スペイン在住)