現地時間14日(日本時間15日)時点で大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の41本塁打を上回り、43発を放っているマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)。MLB公式サイトのインタビューに応じ、好調の理由などを語った。
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■「良い内容の打撃をすることが大事」
13日(日本時間14日)、「オルソンが打撃や地元チームでのプレー、フレディなどについて語る」という見出しで、MLB公式サイトにインタビュー記事が公開された。
オルソンは自身の打撃について「開幕当初は三振が多かった。強振してバランスの崩れたスイングをしていた。一番問題だったのは、早いカウントで甘いボールを見逃したり、空振りやファウルにするなど打ち損じが多かったことだと思う」と振り返った。それを踏まえて改善に着手。
「強く振ることを意識的に控えた。スイングが良くなったことで、当初は見逃したり、ファウルにしていた多くのボールをフェアゾーンに飛ばすことができるようになった。アウトになることもヒットになることもあるけど、以前ほど三振はしなくなった」と明かした。
シーズン60本以上の本塁打が期待されていることについては「重圧はない」とし、その理由として「本塁打を狙って打席に入ることはない。これまでの野球人生で本塁打を狙って実際に打ったことは片手で数えられるくらい」と話した。「まずは良い内容の打撃をすることが大事。甘いボールが来れば打ちに行くが、無理に打つことはしない。本塁打はしっかりと落ち着いてアプローチした結果。出る時には出る」と自身の打撃論を語った。
■故郷でのプレーは「クールだよ」
ブレーブスの主砲として長年活躍し、2022年にロサンゼルス・ドジャースへ移籍したフレディ・フリーマンの後釜として迎え入れられた。
「偉大な選手の後継者としてうまくやっているのでは?」という問いに対しては、「自分のプレーをするだけ。フレディはこの街とブレーブスにとって大きな存在で、数年以内に殿堂入りするだろう。私は移籍するにあたって、自分の置かれた状況を理解していた。ベストを尽くして、自分のできることをやろうと考えていた。私と彼は違う選手。長所も短所も違う。最初から、自分らしく勝つ野球をしたかったんだ」と答えた。
米ジョージア州出身のオルソン。地元アトランタでのプレーについては「僕はブレーブスのファンとして育った。毎日このユニフォームを着ることができるのはクールだよ。ちょっと一周して戻ってきたような気分だ。ブレーブスの一員になり、友人や家族が近くにいるのはうれしいこと」と笑った。
リーグの垣根を越えた大谷との本塁打争い。一歩リードした大砲のプレーに注目が集まっている。
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文●SPREAD編集部