ア・リーグ西地区首位のテキサス・レンジャーズは24日(日本時間25日)、ミネソタ・ツインズとの試合に5-7で敗戦。7連敗となり、この日試合のなかったシアトル・マリナーズがヒューストン・アストロズを抜き西地区2位に浮上。1ゲーム差に3チームがひしめく大混戦となっている。
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■わずかひと月で勢力図が激変
昨季68勝94敗と大きく負け越して、ア・リーグ4位に沈んだレンジャーズ。今季は課題の投手陣を補強し、序盤から首位を快走。前半戦52勝39敗で、地区優勝の大本命だったアストロズを凌ぐ強さを見せていた。
ところが、トレードデッドラインを境に西地区の勢力図が激変。5割前後を彷徨っていたマリナーズが2度の8連勝含む、8月16勝5敗の快進撃で急浮上。クローザーのポール・シーウォルドをアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ放出し、一時は“売り手”に回ったとも報じられていたが、課題の打撃陣を堅実に補強。昨季ア・リーグ新人王フリオ・ロドリゲスを中心とした打線が機能し始め、一気に地区優勝争いに参戦してきた。
一方で、大補強を敢行しワイルドカード枠を目指したロサンゼルス・エンゼルスは8月5勝16敗と大失速。大谷翔平、マイク・トラウトら主力にも故障が続出し、事実上終戦状態となっている。
レンジャーズは勢いを取り戻せるか、大本命アストロズも着実に勝ち星を重ねている。2001年以来の地区優勝を狙うマリナーズの勢いも本物だ。ア・リーグ西地区三つ巴の優勝争いから目が離せない。
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文●SPREAD編集部