ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は25日(日本時間26日)、敵地でのニューヨーク・メッツ戦に「2番DH」で先発出場。
3回の第2打席で千賀滉大から右翼へ強烈な二塁打を放つなど、2打数1安打3四球でチームの連敗ストップに貢献した。
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■9回2死一、三塁でまさかの申告敬遠
大谷は23日(同24日)の登板で右ひじ内側側副靭帯(UCL)を損傷。チームには引き続き帯同、今後の方向性が決まるまで打者として出場を続けている。
大谷の第1打席は四球。3回の第2打席では、相手先発・千賀の4球目カットボールを捉え、右翼手の頭上を超える二塁打に。第3打席も四球で歩き、1点リードの9回表に迎えた第5打席では一、三塁ながらまさかの申告敬遠。
これには敵地で“異例”の大ブーイング。これ以上失点が許されないことを承知のメッツファンからも「勝負してくれ!」と悲痛の叫びが飛び出した。
試合はエンゼルスが3回表にブランドン・ドルーリーの犠牲フライと、マイク・ムスタカスの適時打で2点を先制。9回表にも追加点を挙げ、3-1で逃げ切り。連敗を「4」でストップした。
大谷は2打数1安打3四球で、打率.305。千賀から“弾丸”二塁打を放ち激走、周囲の懸念を払しょくする活躍を見せた。
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文●SPREAD編集部