【MLB】藤浪晋太郎の「横変化36センチ」スイーパーに打者も茫然…最終回“7球締め”で4試合連続無失点

 

【MLB】藤浪晋太郎の「横変化36センチ」スイーパーに打者も茫然…最終回“7球締め”で4試合連続無失点
オリオールズのアドリー・ラッチマン捕手と藤浪晋太郎(C)ロイター/USA TODAY Sports

ボルチモア・オリオールズ藤浪晋太郎が28日(日本時間29日)、本拠地で行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に登板。

1回をわずか7球で打ち取り、無安打無失点1奪三振の好投。ア・リーグ東地区で首位を快走するチームの勝利に貢献した。

◆【実際の動画】直球だけじゃない!藤浪晋太郎、“キレキレ”のスイーパーに打者も茫然…わずか7球で締めくくり

■6試合連続無四球の好投

藤浪は、9点リードの9回表に4番手で今季51試合目の登板。先頭のティム・アンダーソンを一塁ゴロ、続くアンドリュー・ベニンテンディを二塁ゴロに仕留めると、最後の打者トレース・トンプソンを三球三振。わずか7球の好投で試合を鮮やかに締めくくった。

最速は99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシーム。そして、最後の決め球に選んだのが、大谷翔平も得意とするスイーパーだ。MLB公式『Baseball Savant』によると、藤浪がこの日唯一投じたスイーパーの変化量が、年平均を大きく上回る14インチ(約36センチ)をマーク。ホームベースを横切り滑るように逃げていくボールに、打者のトンプソンは為す術なく見送るしかできなかった。

藤浪は、1回を投げ無安打無失点。チームは9-0で勝利し、貯金「33」でア・リーグ東地区首位を快走。2位のタンパベイ・レイズに2.5ゲーム差をつけているが、クローザーのフェリックス・バティースタが内側側副靭帯の故障で長期離脱。強力ブルペン陣が正念場を迎えている。

悲願の地区優勝には、これからも藤浪の快投が欠かせない。

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文●SPREAD編集部