今季のメジャーリーグは3日(日本時間4日)現在、レギュラーシーズンの60試合前後を消化。各球団、徐々に明暗が分かれ始めている。
チーム成績が観客動員数に及ぼす影響は大きく、11年連続でポストシーズンに出場しているドジャースは客足も群を抜いている。
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■動員数の伸びしろはあまり期待できず
米データサイト『Baseball Reference』によると、今季はドジャースが1試合平均4万6669人で無観客の短縮シーズン(2020年)を除いて11年連続トップを快走中。本拠地のドジャースタジアムは収容人数がおよそ「5万6000人」で、3万5000~4万5000人ほどが主流の現在のメジャーリーグにおいて際立って多い。直近11年間で10回の地区優勝を誇る安定した強さが、多くの観客を呼び寄せている。
一方で、ドジャース戦は元から極めて人気が高いため、大谷翔平投手と山本由伸投手の加入で劇的に観客動員数が増えるほどの伸びしろは残されていないようだ。シーズン序盤ということもあってか、昨季の平均4万7762人よりわずかに減少している。
そして全30球団最下位に沈んでいるのが、アスレチックスの平均6297人。2028年からネバダ州ラスベガスへ球団を移転、来季から27年まではカリフォルニア州にあるジャイアンツ傘下の3Aサクラメントが使用するサターヘルスパークが暫定本拠地となる。実質今季が見納めとなるのだが……ファンと球団との確執が絶えず、完全に見放されてしまった状態だ。
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