ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地チェイス・フィールドでのダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で先発出場。8回表の第5打席に今季43号アーチを放った。
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■貴重な一打でドジャース辛勝
前日の試合では、5打数無安打と結果が残せなかった大谷。この日は初回に二塁打でチャンスメーク。43個目の盗塁も決め、終盤にはダメ押しの一発で同地区ライバルに引導を渡した。
ドジャース4点リードで迎えた8回表の第5打席。2死走者なしで大谷は、相手4番手ポール・シーウォルド投手の3球目真ん中フォーシームをフルスイング。角度32度で逆方向へ高々と舞い上がった打球は、速度99.0マイル(約159.3キロ)、飛距離380フィート(約115.8メートル)で敵地左翼スタンド最前列へ。貴重な追加点となる、今季43号アーチが飛び込んだ。
米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は、「ショウヘイ・オオタニはMLB史上初の50本塁打、50盗塁シーズン達成に向けて順調に進んでいる。彼は現在、ナ・リーグで本塁打数トップ、打点数で2位、打率で5位である。50-50と三冠王も実際に手の届くところにある」と、自身のXに投稿。さらなる大記録へと期待を寄せた。
また、この一打で大谷はチェイス・フィールド初の本塁打を記録。現在メジャーで使用中の“30球場制覇”へは、グレートアメリカン・ボールパークとローンデポパーク、シチズンズ・バンク・パークの残り「3球場」となっている。
大谷はこの試合、4打数2安打1打点1盗塁で打率.294。試合は乱打戦の末、ドジャースが10-9でダイヤモンドバックスに勝利。同地区ライバルとの4連戦初戦を白星で飾った。
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