【MLB】「今季148奪三振」“15度目QS”で11勝目の今永昇太、カブスの新人最多記録更新 マウンド合わずも見事に修正

【MLB】「今季148奪三振」“15度目QS”で11勝目の今永昇太、カブスの新人最多記録更新 マウンド合わずも見事に修正
カブス・今永昇太(C)Getty Images

カブス今永昇太投手は30日(日本時間31日)、敵地でのナショナルズ戦に先発登板。6回96球を投げて4安打3失点、メジャー15度目のクオリティースタート(QS)を達成し、今季11勝目(3敗)を挙げた。

パイレーツのポール・スキーンズ投手らと争う新人王レースも激しさを増しており、タイトル獲得を目指す上でも価値ある1勝となった。試合はカブスが7-6で勝利。米複数メディアが試合の様子を伝えている。

◆【実際の動画】今永昇太、今季11勝目!立ち上がりを捉えられるも、尻上がりに調子を上げて6回3失点8奪三振のピッチング!今季15回目のQS

■序盤に3失点「下半身うまく使えず」

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立ち上がりは安定感を欠いた今永。1回に単打と四球で2死一、二塁のピンチを招くと、5番ホセ・テナ内野手に中越え二塁打を許し、2点を先制された。2回こそ3者凡退に抑えたものの、3回は先頭ディラン・クルーズ外野手に初球フォーシームを左中間に運ばれ、ソロアーチを浴びた。

ただ、序盤で3失点したものの、ここからは粘りの投球を披露し、4、5、6回は無失点で切り抜けた。この日は結局6回を4安打3失点、1四球8奪三振でまとめ、メジャー15度目のQSを達成。打線の援護にも助けられ、今季11勝目を手にした。防御率はナ・リーグ5位の3.14。

今永は試合後、序盤苦しんだ理由について「初めて上がった球場のマウンドが合わず、下半身がうまく使えなかった。4回までは感覚がつかめなかった」と明かした。

■白熱の新人王争いでスキーンズ追走

そして「今日の調子を考えた時、6回3失点でしっかり試合をつくることが、自分の仕事だと思っていた。それが勝利へ向けて一番可能性が高い方法だと考えていたが、その通り実行できて良かった」と安堵した。

今永はこの試合で8奪三振を積み重ね、今季148三振をマーク。地元放送局『マーキー・スポーツ・ネットワーク』の公式Xによると、球団の新人投手としては2002年のマーク・プライアー(現ドジャース投手コーチ)の147三振を上回り、最多記録になったという。

新人王レースはパイレーツの剛腕スキーンズ、パドレスのジャクソン・メリル外野手が先行する形で進んでおり、今永は現時点で3、4番手と目されており、逆転受賞のためには勝ち続けるしかない状況となっている。

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