【MLB】大谷翔平、“日本選手初”のトリプルスリー達成「54-59」到達&「本塁打・打点」で二冠当確

ドジャースの大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、敵地クアーズフィールドのロッキーズ戦に「1番DH」で先発出場し、4打数1安打1盗塁だった。ドジャースは2ー1とレギュラーシーズン最終戦を勝利で締め括った。

大谷は今季159試合に出場して、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036でフィニッシュ。メジャー日本選手初となるトリプルスリーを達成した。

■打率、本塁打、打点、盗塁で自己ベスト更新

最終日まで逆転三冠王の可能性を残して迎えたシーズン最終戦。

大谷は第1打席から第3打席まで無安打に倒れたが、ドジャース1ー1の同点で迎えた8回、1死一塁の第4打席。大谷は右前打を放ち、12試合連続安打をマークした。

出塁した大谷は二塁走者のオースティン・バーンズ捕手に「走って」とジェスチャーを送り、ダブルスチールに成功。1死二、三塁とチャンスを広げた。

その後、相手のボークでバーンズが本塁に生還。これが決勝点となり、ドジャースは2ー0でシーズン最終戦を白星で飾った。

大谷はこの日1盗塁を決め、メジャー史上初の記録を「54-59（54本塁打・59盗塁）」に更新。

今季の成績は、54本塁打、130打点、OPS1.036などでリーグトップが濃厚で、打率.310、59盗塁と合わせて日本選手初となるトリプルスリーを達成した。

なお、首位打者は、最終戦を3打数1安打で締めた打率.314のルイス・アラエス内野手（ダイヤモンドバックス）。大谷は現時点で打率2位。三冠王には届かなかったものの、本塁打と打点の二冠王は確実となっている。

打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新した大谷。初出場となるプレーオフでの活躍にも注目したい。

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