レギュラーシーズン最終戦までもつれたナ・リーグのワイルドカード争いが決着。9月30日(日本時間10月1日)に行われたメッツとブレーブスのダブルヘッダーで、それぞれ1勝ずつを追加した両チームがポストシーズン進出を決めた。
第1試合では、9回表1点ビハインドの場面でメッツのフランシスコ・リンドーア内野手が起死回生の逆転2ラン。崖っぷちからチームを救う一打で勝利を掴み取った。第2試合はブレーブスが制し、ダイヤモンドバックスを加えた3チームが「89勝73敗」で並ぶかたちとなったが、直接対決の成績により試合を行った両者がワイルドカード残り2枠に滑り込んだ。
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■「だから彼がMVPなんだ」
第1試合のハイライトとなったのは、1点ビハインドで迎えた9回表メッツの攻撃。1死一塁で打席に入ったリンドーアは、ブレーブスの5番手ピアース・ジョンソン投手の5球目カーブをフルスイング。右中間スタンドへ飛びこむ一打は、土壇場での逆転33号2ランとなった。メッツの球団公式Xは「だから彼がMVPなんだ、もっとも偉大な存在だ」と大興奮。今季チームを支え続けてきた主砲を、手放しで称賛した。
メッツ先勝で迎えたダブルヘッダー第2試合は、ブレーブスが勝利。負ければポストシーズン進出が消滅する崖っぷちの状況で、先発予定のクリス・セール投手が背中の痛みで登板回避。急きょマウンドへ上がったグラント・ホームズ投手が5回0/3を無失点に抑え、計6投手の継投で完封リレーを果たした。
ナ・リーグのワイルドカード枠は、すでに進出を決めていたパドレスに、この日89勝目を挙げたブレーブスとメッツを加えた3チームで決定。ともに残り2枠を争っていたダイヤモンドバックスも勝敗数で並んでいたが、直接対決の成績によりシーズン終了となった。
休む間もなく、ポストシーズンは明日1日(同2日)からワイルドカード決定戦が開始。ナ・リーグはブレーブスとパドレス、メッツとブルワーズ、ア・リーグはタイガースとアストロズ、ロイヤルズとオリオールズがそれぞれ2戦先勝で戦うことになる。
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