「非常に困難なもの」伊藤美誠と対戦の61歳レジェンドが振り返った“敗因” 世界9位の試合運びに脱帽「どんな方法でも私を倒せる」【チャイナスマッシュ2024】

卓球の「チャイナスマッシュ2024」は10月1日、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠（スターツ）は同60位の倪夏蓮（ルクセンブルク）と対戦。3－0のストレートで勝利してベスト16進出を決めた。

伊藤との“38歳差対決”としても注目を集めた一戦。61歳のレジェンドが試合後伊藤に対してコメントし、その戦いぶりを称えている。

■鋭い出足を武器に伊藤が完勝

伊藤は過去3戦全勝の相手に対して、巧みなレシーブや鋭い出足からのフォアハンドなどで対応。第1ゲームから主導権を握り11－7で幸先よくスタートを切ると、第2ゲーム以降は伊藤の一方的な展開に。11－2、11－5でそれぞれゲームを奪いストレート勝ちした。

中国メディア『捜狐』がこの試合について報じており、「倪夏蓮とミマ・イトウは再会したが、試合は依然として一方的なものとなった。倪夏蓮は非常に努力してあらゆる方法を試したが、結果は残念なものとなった」と振り返っている。

また、倪夏蓮の試合後の談話を紹介し、伊藤相手の敗因について言及。「スピードが足りなかった」と切り出した61歳のレジェンドは「（伊藤は）時間があればどんな方法でも私を倒すことができる」とコメントし、「彼女のスピードが私の変化を抑えた。私にとって非常に困難なものとなった」と完敗を認めている。

伊藤は卓球界の生けるレジェンド相手に完勝を収めてベスト16へ。準々決勝進出をかけて、平野美宇（木下グループ）を逆転で下した金娜英（韓国）との日韓対決に挑む。